またまたアオリ。


サンバーの燃料パイプ。
これの交換やらなんやら、車検を控えてやっときたいことがいくつかあった。
どうせならジープを車庫から出して、サンバーを車庫に入れてじっくりやろうかと。


の予定だったのだが、いざジープを動かそうとしたら、グローが赤熱せず、セルもカチッというだけで回らない。
バッテリーが上がっていた。


仕方ない。充電しなきゃ。
ジープはディーゼルのJ54なので、でかいバッテリー2個が直列の24Vだ。
ところがウチの充電器は6/12V仕様なので、ブースターケーブルでバッテリーを2個並列にして、充電する。
バッテリーが95D31Rとバカでかいので、非力な乗用車用充電器では、一日じゃ充電しきれない。


車庫が使えなくなってしまったが、雨の中、燃料系統の青空整備はしたくない。
なので、錆びて穴だらけの後アオリの板金にとりかかることにした。
これは、数年前に買って忘れていた、電ドル用のニブラ。
使ってみるか。


説明書によれば、鉄板なら1.8mm、ステンレスなら1.2mm、銅、アルミ、プラスチックや合板なら2.0mmまで切断できるらしい。
どこで買ったかも忘れたが、入っていた説明書は英文のみだった。


アオリを錆穴から切断開始。
ノコギリと違って、ニブラは連続式パンチみたいなもんなので、かなりの切り幅になる。
切り屑は、細い三日月状になる。この切り屑は極めて危険だ。
試してみたら、まっすぐ切るのにはかなりの慣れが必要のようで、ケガキ線に対してかなり余裕をとって切った方が身のためのようだった。


切断ラインはグニャグニャ。リアのアオリくらいなら、慣れる間もなく切り終えてしまう。
丸穴は、スポット溶接をドリルで揉んだ穴だ。


切断終了。
ニブラで切り開き、ドリルでスポットを薄くして、タガネで外した。
力任せだな。


アオリの下端は、歩み板を引っ掛けるチャンネルと、アオリの骨になるアングルで構成されている。
ヒンジはチャンネルに溶接されている。
しかしひでえ錆だな。


軟鋼なので、錆が層状に成長して膨らんでいた。
まずタガネで大まかに錆をハツっている。
地金が出てきたら、カップブラシで浮き錆を落とす。


ソラックス。サビチェンジャーの大瓶みたいなもんだ。
1kg入りだから、遠慮なく使える。


浮き錆を落とした表面に塗ると、たちまちナスビ色に変色してくる。
赤錆をタンニン鉄に変換するのだ。
どっちが元祖なのかは知らないが、まさにサビチェンジャーと同じだな。


ソラックスの乾燥を待つ間に、ツギハギ用の鉄板を用意する。
長いこと湿気の多い社宅の車庫に入れてたやつだから、錆が浮いている。
サイズも半端だから、3分割で。
このへんで初日は時間切れ。


継ぎ板を仮合わせして、ラインを決めている。
元がプレス加工されていた箇所だから、平板のままででは無理があるのだ。


鉄板を曲げ整形して、カップブラシで浮き錆をとって、接合面側にソラックスを塗ったやつを、点付け溶接。
元のスポットより多めにしとけば、点溶接でもよかろう。
たぶん。


遅い時間になったので、未施工のとこにソラックス塗って、今日はここまで。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする