ぶほっ。

デスクトップ機の冷却ファンが、だいぶうるさくなってきた。
ファンに汚れが付いて、バランスが崩れているのだ。
こないだ分解掃除したのはいつだったかな。記憶にない。
しゃあない。休みだし、掃除するか、と。


ぶほっ。
なんじゃいこりゃあ。
また溜め込んだもんだ。
このデスクトップ機はスリムタワーっていうのかな。HDDやDVDは平積み方向にマウントされている。
冷却ファンは3基ある。CPUと、電源と、ケース排気用。
この綿ボコリのマットを掃除機で除去してから、簡単に外れるものは全部外して掃除した。
写真の中央やや右に見えるファンはCPU用。中央にメモリが2枚見える。右下が電源で、左はDVDドライブ。
DVDの下がHDDで、写真枠外の左下は3.5インチのブランクベイになっている。

CPUのヒートシンクは、埃で完全に詰まっていた。
よくオーバーヒートしなかったもんだ。
ま、CPUに高負荷かけるような作業もしてないんだけどな。
とにかく全部外して、埃を取り、ファンの羽根は1枚ずつ丁寧にクリーニングした。
掃除機に極細ノズルを付けて使うので、静電気はコワイけど、まあ仕方ない。せいぜい基板にノズルが触れないように注意するくらいしかない。
ケースを立てて使っているから、余計に埃が入りやすいのかもしれない。
ケースを平置きにして前面から見たとき、左がケースの吸気口、右が排気口になる。排気口にはファンが付いていて、ケース内の空気を吸い出すようになっている。
縦置きにすると、吸気口が下になるのだが、それがこの汚れ具合に関係しているのかもしれない。
だからって、他に置きようもないから、どうにもなんないんだけどな。
ま、ときどき中の掃除するしかないか。

せっかくケース開けたから、仕事場で廃棄した古いパソコンから外してきてあったFDDを取り付けてやることにした。
いつぐらいのやつかな、Windows98とかで動いてたやつのだから、前世紀末あたりのやつか。
このケースの空いてた3.5インチベイに普通に取り付けれる。
なしていまさらFDD?という疑問もあろうが、ベイが空いてたし、ドライブも手元にあったから、付けてみたくなったのだ。
すっかり塩漬けになってるFDがたくさんあるけど、わざわざUSBのFDD買ってまで、って気にはならなかった。そいつらのデータの整理もできるかもしれないじゃないか。


ケーブルはハードオフのジャンクコーナーで見つけてきてあった。50円だったかな。
電源ケーブルは、もともとひとつ遊んでるやつがあったからOK。
FDDのケーブルは、こんなふうに一部がねじれている。ねじれてるほうがFDD側で、反対側がマザー側になる。

で、さくっと取り付けて、ケース開けたまま試運転してみた。
すると、「マイコンピュータ」の一覧に、AドライブのFDDが表示されない。
ちなみにOSはWindows XP SP3だ。
デバイスマネージャを開いてみたら、フロッピードライブが認識されていて、標準FDDドライバが正常に自動インストールされている。
FDDのアクセスランプが点きっぱなしだし。

ちょっと調べたら、原因はすぐわかった。
インストールされているのにマイコンピュータに表示されないのは、BIOSでFDDがないことになっていたから。
BIOS書き直したらちゃんとマイコンピュータに現れた。
でもFDを読み込めない。アクセスランプは点きっぱなし。
これは、ケーブルが逆接続なのだ。
逆といっても、ドライブ側とケース側が逆なのではなく、ケース側の表裏が逆になっていたのだ。


わかるかなあ。
通常この手のコネクタは、裏返しに接続できないようにキー形状になっている。
ピンの芯がオフセットしていたり、コネクタの♂♀に各々凹凸があったり、キーの手法はいろいろだ。
FDDケーブルは、ケーブル側の♂コネクタの片面中央に凸があり、それがドライブやマザー側の♀コネクタの凹に合うようになっている。これが合わないと差し込めないから、通常は付くようにしか付かないようになっているのだ。
本機のマザー側は、まさに付くようにしか付かなかった。しかし、FDD側の♀コネクタには、表裏両面に凹があり、裏返しに付けれてしまうようになっていたのだ。
ピンボケだが、白い電源コネクタのすぐ下に見えるのが、その凹刻みだ。コイツにケーブルの凸を合わせると、本機では裏接続になってしまう。


コネクタの裏側、中央の基板の色が一部途切れている部分が、裏の凹になっている。
やられたぞまったく。
繋ぎなおして起動したら、正常に作動した。
FDも読める。さっそく、FDから3モードFDDのドライバをインストールした。
掃除したからファンも静かだし、めでたしめでたし。
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厄日。

古いFMV-5133というノートパソコンで、linuxを勉強してみよう。
などと思いついてしまったのだ。
CPU 133MHz、メモリ32MB、HDD 1GBってシロモノだ。
ネットを徘徊して、このような非力なマシンでも作動実績のある、小さめでのlinuxパッケージを探して、DSLというのを択んだ。
Damn Small Linuxというらしい。

ブートCDのisoイメージを落とし、メイン機でCDに焼いて、BIOSでブートシーケンスをCD-ROM優先にして、いざトライ。
したら、何回やってもCDからブートできない。
サブのEee PCで試したら、あっさりCDから起動するから、CDは異常なかろう。
調べたら、CDからブートできない機種もあるようで、FDからブートしてCDを読む、sbminstというアプリケーションも見つかった。
Windows95で動いているFMVでそいつを落としてきて、FDにセットアップ、と思ったら、空のFDなんてありゃしない。
すでに不要になったデータの入っているFDはあったので、フォーマットしようとしたらエラーが出た。
それも数枚。
FDのシャッター開けて覗いてみたら、磁気面にカビが生えてた。
VHSのテープでもよくあるよな。
ヘッドをクリーニングしつつエラーの出ないFDをみつけ、なんとかセットアップできたが。

そいつを使って再挑戦したら、見事に起動した。
ただ、したことはしたけど、いちいちものすんごく重い。起動まで8分以上かかるし、マウスボタンの入力にも数分遅れで反応する状態。これじゃ使えない。
CDから動かしてるせいかと思い、HDDにDSLをインストールしようと試みたが、何回やっても固まってしまって、結局無理だった。

EeePCならCDから起動できるのは確認したので、どうせなら光学ドライブなしで、USBメモリとかカードリーダーから起動できたら、本体と一緒に持ち歩けるんじゃないかな。
それが運の尽きだった。

EeePCでCDからDSLを起動し、カードリーダーに遊んでたSDHCを挿し、そいつにインストールを試みる。
さくさくと処理が進み、いざインストール、データが消えても責任持たないよ、という警告があり、先に進むとさらに、最後のチャンスだけど本当にいいのか、みたいな確認が出て、イエスの「y」を押してふと見ると、カードリーダーのアクセスランプが点いてない。
なのに処理が進んでいく!?
やばい!!??
やばいやばいやばいやばいやばい。
EeePC本体のカードスロットに、ドライブとして使っているSDHCを挿しっぱなしで、そいつが処理されている!!!????

瞬間的に気付いて慌てて止めたって、もう後の祭りだ。
SDHCカードはすっかりフォーマットされてしまった。
絶叫。「あ」に濁点付き。

リカバリも一応試みたが、フォーマットされてまってんだから、そら無理ってもんだ。
こまめに記録していた、クルマやバイクの燃費や作業の管理記録も、小遣帳も、そのほかいくつか大事なデータが、すべてぶっ飛んでしまった。
バックアップは皆無ではなかったが、開けてみたら2008年の年末までしかデータがなかった。
マメにバックアップとっとけばよかったんだけど、ってのはわかってんだよ。わかってんだから言うな。
んんんんんぬああああああああああくやしいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2年と4ヶ月分のデータは、もう永遠に戻せない。
やり場のない怒りに、思わず床に正拳で八つ当たりしたが、痛いだけで余計に腹が立つ。
野球中継では、ちょうど稲葉選手がホームラン打ったりしておおいに盛り上がっていたのだが、まったく入り込める状態じゃなかった。

試合は9回裏にダルビッシュ投手が打たれて同点になり、すぐその裏の10回表、2アウトの負けムードから小谷野選手がフォアボールを択び、稲葉選手はサード強襲(記録はエラー)、さらには村田選手の超音足内野安打で満塁として、中田選手の鮮やかな走者一掃の3塁打で一気に3点勝ち越し!!10回裏は武田久投手がすぱっと抑えて、ファイターズ勝利!!
ダルビッシュ投手に勝ち星が付き、武田投手にもセーブが付いた。まさに大団円。

これで少し救われた。立ち直る気力が出たよ。
ムスメがチーズケーキ焼いてくれたので、おいしく頂いたり。
Bad Dayだったのは間違いないが、まあ、なくしたもんは仕方ないしな。
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ハズレ。

壊れたモニタ。
頼んでた電解コンデンサが届いたので、交換してみた。


電源基板。左の緑色の基板はデジタル回路の基板で、コネクタでつながっている。
真ん中のでかいトランスの上のほうにあるでかい電解コンデンサを含めれば、この基板には8つの電解コンデンサが付いている。
下の記事のとおり、そのうち6つを交換する。


電解コンデンサには極性がある。中には無極性のヤツもあるが、この基板に載ってたのは全て極性があるタイプだ。
コンデンサ本体には2本の「足」が出ているのだが、-側のボディには、写真ではグレーの帯に「-」と表示されている。
基板側にも極性の表示があるはずだが、念のためマークしておいた。
白く見えるのはブレ止めのコーキング。


あとは外すコンデンサの足を基板の裏から特定し、ハンダを除去して、新しいコンデンサを正しい極性で挿して、再びハンダ付けするだけだ。
余った足は、ハンダ付け後に切り取る。


ずらーっと。
裏から足を特定したときに、マジックでマークしてある。


新しいコンデンサ。
てっぺんの刻みは十文字でなく、「K」になっている。
これで復活すれば簡単なもんだが、残念ながら、通電してみても電源が入らなかった。
コンデンサだけが原因でなかったのか?


そういえばよく見たら、大きいトランスの横にあったコンデンサの周りの基板が、変色していた。
これは過熱の兆候だ。
こっちから見てもジャンパ線があるだけだが・・・。


変色部の裏にはコイツがあった。
MOS-FETって、LSIの一種だ。
こいつが焼けてダウンしているらしい。
虫眼鏡で見たら、「SP8K3」とマーキングされている。
調べたら、ロームというメーカーのMOS-FETらしいが、主だった部品通販サイトを回ってみても、ちょっと即納品はないようだ。
代替品探してみるかな。こういうの調べんのメンドクサイんだよなあ。
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