目処が立ったか。

SRX600。


パイロットスクリューの調整。


長めのドライバービットをつまんで使っている。
専用の直角に曲がったドライバーでなくても、けっこうなんとかなる。


一度は組んだフロントブレーキだが、やっぱりオーバーホールしてやることにした。
これはマスターシリンダーのピストン。ブレーキレバーで凹みができてしまっている。


ブレーキ液で塗装がやられている。


サビを落としてリペイント。


ブレーキレバーは、ブッシュが固着していた。
万力でその辺のモノを当てて抜く。


抜けたブッシュと、サビが移ったブレーキレバー。


クリーンアップした。


キレイになったマスターシリンダー周り。


フロントマスターシリンダーのリペアキット。


マスターのピストン。
右が付いてたやつで、左が新品。
見るからに形が違う。


新品のカップを元のに重ねてみたら、明らかに小さい。


元のマスターシリンダーは、5/8インチ。
2NXなら、14mmのはずだ。ミスったなあ。よく見とくんだった。
リザーバータンクの形状は同じなので、SRXでも1JKのマスターシリンダーに交換されているのかもしれない。
元々漏れはなかったし、状態は悪くないから、まあとりあえず元のを組んどくか。
しかしまいったなあ。新品のリペアキットが宙に浮いてしまった。
リペアキットに合わせてマスターを調達するのもなんだかなあ。1JK用のリペアキット買うかなあ。


キャリパー用のリペアキット。
1KT用ヤマンボのシールキットだが、1セットは2ポット分なので、2セット必要だった。
とりあえずフロントブレーキも復旧。
ブレーキレバー周りをきっちりグリスアップしたおかげもあってか、元はカッチカチだったブレーキの感触が、だいぶよくなった。組んだままでそこそこレバーストロークが出ている状態だから、レバーを握って固定するアレは、あえてやらないことにする。
リークもないから、マスターシリンダーは今後の課題としとこう。


コマの固着がないことだけは確認してあった、ドライブチェーン。
ただ、表面の薄サビと、古いルブが固まった通称ウンコで、ローラーの動きが悪かった。
エンジンオイルと歯ブラシで徹底的にクリーニングする。


全部のローラーがきちんと回るようになったチェーン。
チェーンの張りは、サイドスタンドで立てた状態で15-20mmってのが指定値だが、オフ車ばかり乗ってたせいか、指定値ではかなり張りがきつい感じがする。ライダー(俺)も重いから、20mmよりは気持ち緩めにしておいた。


カラートタンを曲げて作った樋。


オイルドレン用の樋だ。
本来は純正工具なのだが、既に販売終了している。


ま、ちゃんと役に立つから問題ない。


SRXは、オイルタンクもオイルサンプも、ドレンのサイズは同じだ。
14mmのドレンガスケットが合うので、モノタロウでクルマ用のを買って使っている。
XT400Eの5Y7のオイルサンプにも使える。これは三菱のミニカなんかに使われる、クラッシュタイプのガスケットだ。


オイルフィルターも、前にも紹介したモノタロウのを使っている。
これまたXT400Eと共通。


外したフィルターは、かなり交換されてなかったっぽかった。


オイルフィルターのブリードボルトのカッパーガスケットは、普通のM5のカッパーワッシャを使っている。
これもXT400Eにも使える。
1JKや5Y7は、オイル交換したら、ブリードボルトを外れる寸前まで緩めて、クランキングして、ブリードボルトからオイルが出てくることを確認する必要がある。
今回は、念のためキルスイッチをオフにしといて、15回くらいキックしたら、オイルが回ってきた。
オイル量はフィルター交換時で2.1リットルで、2.6リットルのXTより少ない。
オイルは10W40と20W50を半々くらいに混ぜて使った。
当地では夏場しか乗らないしな。


庭先で試運転。
15回空キックしたためもあってか、軽くキック一発で始動した。


ナンバープレートを再取り付け。
気が付けば、あとはライトの光軸くらいかな。外装は車検とってからちまちまやればいいし。
ゴールデンウィークには間に合わなかったけど、まあ目処は立ったな。よしよし。
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