女子仕様化。


XT400E。
SRXの目処が立ったので、XTをムスメに使わせることにした。
俺のXTは、札幌単身赴任で長距離移動していた頃に、ケツの負担軽減と、ライポジを大きくして腰を楽にするために、シートをアンコ盛りしている。そのうえ、重い俺に合わせてリアサスを締め上げているから、かなりシートが高い。
XTを使う予定のムスメは、やたら脚が長い。ただ、背は低い方ではないがすごく高いってほどでもないので、試しにまたがらせたら、やや半ケツバレリーナ状態になってしまうのだ。
で、ムスメ用にアンコ盛りを除去して、さらにアンコ抜きしてやることにした。


シートの皮を外す。
10年ぶりに日の目を見たスポンジ。


盛ったアンコをひっぺがしたら、元のシートが出てきた。


これが本来のシートライン。


タンデムベルトから前を削る。
もうちょい行くかな。


こんなもんか。


滑らかに削る。木工用のカナノコの刃を組み合わせたようなヤスリが、この作業には具合よかった。
一番低くなる箇所の両サイドは、肩を丸く削って、足着きを良くした。
この上に、薄いウレタンスポンジ、防水用のビニールシートをはさんで、皮を張る。


10年前のレザーの残りがあったので、張った。
アンコ抜きは、シートの曲面が強くなるので、前が高く伸びたオフ車シートをキレイに張るのは至難の技だった。


アンコ盛りで使えなくなって外していたタンデムベルトを取り付けてみた。
色がずいぶん違うな。


タンデムベルトにも揃いのレザーを巻いて、アンコ抜き完了。


いんでないかね。
座面が低くて広くなったので、またがるとヘンな感じだ。


さらに、ムスメの体重に合わせて、リアサスのプリロードを思い切り弱めてみた。
これで多分、半ケツにならなくても片足は着くはずだ。


アルテシアは、リンク式モノクロスのリアサスだ。軽荷重での初期沈みがかなり大きくて、リアのプリロードを抜いただけで、自重でかなり沈み込むので、サイドスタンドを立てたときバイクが立ちすぎてしまう。
現に、カバーをかけて駐車中に、風で右に倒れてしまったことがあった。


わかりづらいけど、サイドスタンドで立てても、ほぼ直立に近い。
これでは駐めるのに危ないし、乗車してサイドスタンド立てると、スタンドが当たってしまう。


ならスタンドを詰めよう。
いきなり短すぎてもアレだから、2センチほど切り取ってみた。
このくらいなら手鋸で切れる。


切り口を溶接。


さあどうかな。


前よりはだいぶ傾いた。
俺が乗ってサイドスタンド出しても、地面に当たらずに出せる。


たった2センチくらいで、ずいぶん違うもんだ。


塗装して、女子仕様アルテシア、一応完成。
あとはフォークを突き出した方がいいかどうかとか、またムスメにまたがらせて様子見なきゃな。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする