hiyamizu's blog

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百合草健圭志『口腔ケアでがん治療はグッと楽になる』を読む

2016年10月15日 | 読書2

 

百合草健圭志監修『口腔ケアでがん治療はグッと楽になる』(健康ライブラリー、2016年8月17日講談社発行)を読んだ。

 

表紙裏にはこうある。

がん治療には副作用がつきものです。口内炎や乾燥など、口のトラブルは避けられません。そうしたトラブルは、適切な口腔ケアで予防・軽減できます。逆に口の中が汚れたままだと、ときに命とりになる問題すら起こります。口の痛みや乾きをとり、ふつうに食事ができれば、日常生活を維持したまま、がん治療を受けられます。そのカギとなる口腔ケアのポイントを、本書にまとめました。

 

第1章 いますぐできる対処法

 500mlの水に4.5gの食塩を入れた生理食塩水で、ブクブクうがいする。

 

第2章 治療前にやること・知っておくこと、第3章どのような口のトラブルが起こるか

 直前までセルフケアを続ける(歯磨き、うがい)。歯垢は2日で歯石に変わる。

治療前に必ず歯科を受診しよう。

 抗がん剤の副作用で、粘膜の炎症(口内炎)、味覚の変化、唾液が出にくくなり口の中の乾燥が起る。

 頭部への放射線照射で、味覚が変化し、口の中の乾燥は治療後も5年以上継続する

 

第4章 今日から始めよう! 口のケア

 口の中を清潔に(主力は歯磨き)、口腔保湿ジェルを舌に付けて口全体に薄く延ばす

 

 

私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

 

 詰めて書けば、数ページで終わる内容を、大きな字と絵で説明している。同じ内容が、最初は概要のみで、あとで詳細に語られたりする。もちろん、そのために、解りやすくなっている。漫画チックの絵が多く、例えば、歯の磨き方など説明は解りやすい。

 

 

百合草健圭志(ゆりくさ・たかし)

県立静岡がんセンター歯科口腔外科部長

2002年北海道大学歯学部卒、2006年歯学研究科修了(歯学博士)

 

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