成蹊大学の欅祭へ16年ぶりに行った。以前、この近くに住んでいて、ブログ「成蹊大学の欅祭に行く」をUPしていた。
五日市街道からケヤキ並木の向こうに欅祭のゲートとさらに奥に建物が見える。
正面の建物の前で縄跳びのパフォーマンス?
何だかしょっちゅう失敗しているが、あくまで明るく、明るく!
待ってました、チェアリーディング
「何事も下積みあっての華だ」と16年前も書いていた。
下は16年前の写真。上と同じような服装で、同じようなパーフォーマンスをやっていた。
当時のブログには、「あんな(どんなだ)お嬢さんが落ちてくるのを止めるのは大変そう。」とあった。
昔から余計なことを書いていたようだ。
後には「情報図書館」。中は遊園地??のよう。
各サークルのテントが並ぶが、いずれも豚汁と焼きそばの販売ばかり。
やたらと大音響が響き、バンド演奏が始まった。「まだ書状が届いてないので、コメントは差し控える」
「臨時卒煙所」の矢印の先には喫煙所がある。赤字の説明には「本学学生および教員の卒煙を目的とした施設です。……」とある。卒煙所よりアヘン窟と呼んだ方が良いと思う。
学園祭というものは、60年前から変わらない。ともかく食べ物、飲み物の模擬店だけが目立つ。建物の中の展示には人影まばらだ。我々は写真部の展示を見ただけで失礼した。
五日市街道沿いに蕎麦の名店「中清」があったはずだと探し歩いて、西五条通りとの交差点で発見。
テーブルが10足らずの小さな店。入口には何故か書棚。その裏には御亭主からのメッッセージが掲示されている。
「蕎麦には物語がある。日本中の故郷から生まれ育った蕎麦。育った環境が違えば持つ味も違う。粉にする際、挽き方も違えば麺にする蕎麦の打ち方も違う。蕎麦ってとても深い。じっくり味わってみてください。」
日本酒の銘柄がずらり。
メニューの1ページ目
私は「粗挽きそば」。そば殻が混じる太く硬い蕎麦。
通ならば、「さすがだな」と感心しなければと、うなってみた。確かに噛み応えがあって、これが蕎麦と言う感じだ。
落語の枕だったと思うが、蕎麦通で知られる男が常に「蕎麦は汁なんて浸けちゃいけねえよ」と言っていた。男がいざご臨終というときに「汁をたっぷり浸けて蕎麦を食いたかった」と嘆いたという。
相方はいつものように「温かいとろろ蕎麦」。こちらは白い、ごく細の麺。
以下、メニューから、蕎麦の種類と簡単な解説。
生粉そば(そば粉100%)(産地別に打ち分けています)
粗挽そば(玄そばを磨き、殻つきのまま低速回転石挽き~細かい目の篩いにかけて仕上げました)
二八そば さとそば(田舎系)(玄そばをそのまま粉に挽いてうちました。色黒の田舎風のそばです。そばの香りとコシの強い野性味の溢れる味覚が特徴です)
二八そば あずまそば(更科系)(色の白い上品で繊細な風味をもつそばです。さわやかなのど越しとほのかな甘みが特徴です)