ライフプランとは理想の将来像を実現するための将来必要となる資金、リスクを推測し、長期的な資金計画を立てる生活設計プランのことだ。
例えば、40歳までに独立し会社を作りたい、子供は3人欲しい、50歳までに一戸建てを買いたい、65歳で退職するなどいくつかの目標と時期を設定する。そして、必要な独立開業資金、学費、住宅購入資金、車の買換え、老後の生活費などを想定する。さらに、給与、退職金、年金などの収入と、貯蓄、不動産などの資産の変化を求める。
もちろん、将来の社会情勢、個人の事情は不確定である。しかし、若い人が大きな目標を達成するための金銭面での計画を立てることは有効だろうし、それなりの年をとった人も、将来の一応の収支を計算しておけば、当面どの程度の節約が必要か、あるいはどの程度プチ贅沢ができるか目安が得られる。
私が15年ほど前に受けた講習での用紙を下に示す。この用紙は途中をくくりながら2025年以上まで(死ぬまで)書けるようになっている。
このとき、実際に書いた用紙は、1994年の51歳から2013年70歳までで、予定行事には、子供の入学、卒業、就職、結婚と、私の退職、再就職、リタイアなどを書き込んだ。51歳ともなると人生の振れ幅も少ないのか、現在まで、実際の行事とは2,3年の誤差で大きな違いはなかった。このときも、少なくとも老年になっても健康でいるうちは、金銭面での心配はあまりなさそうだと分かって、一安心した。同時に、生命・傷害保険料が高額で将来の資産へ大きなマイナスであると気づき、大幅減額し、フィットネスに通う(健康に投資)ことにするきっかけとなった。
また、若い人も場合、シミュレーションにより、多くの人が子供の教育費や、住宅購入費によって、数年間赤字の年が続き、資産が目減りする時期があることも教えられた。
一般的に、現在、老後、夫婦二人で必要なお金は月最低23万円で、ゆとりある生活のためには38万円程度と言われている。これらが確保できるかどうか、シュミレーションできるのが、ライフプランだ。
ライフプランの良い点は、条件をいろいろ変えられることで、贅沢して毎月70万円使うようにしたり、家を早めに購入したり、車の買い替えを早くしたり、海外旅行に何回も行ったりすると資産がどのどん減っていくぐあいが分かるし、収入が年金だけになると、資産の減り方が眼に見えて、心配になる。
また、金融資産の利回りをわずかに大きなものにしただけで、資産がずいぶん変わることがわかる。例えば、2000万円の貯蓄を年間100万円ずつ使っていく場合、運用利回りが 0 % なら20年で無くなるが、年 3 % で回すことができれば、30年もたせることができる。
今後、デフレからインフレへ変わっていくと思われ、高齢者といえどもある程度の資産運用は必要になる。
家族、収入、生活費、貯蓄、退職予定年齢などを入力すると、今後の年毎の収入と支出などが計算される無料サイトがいくつかある。
読売新聞ライフプラン・シミュレーション
gooライフプラン・シミュレーション
生活経済ジャーナリスト和泉昭子
実際に、個々人に合わせて計算してみることをお勧めする。
次回以降、もう少し具体的に考えてみたい。
例えば、40歳までに独立し会社を作りたい、子供は3人欲しい、50歳までに一戸建てを買いたい、65歳で退職するなどいくつかの目標と時期を設定する。そして、必要な独立開業資金、学費、住宅購入資金、車の買換え、老後の生活費などを想定する。さらに、給与、退職金、年金などの収入と、貯蓄、不動産などの資産の変化を求める。
もちろん、将来の社会情勢、個人の事情は不確定である。しかし、若い人が大きな目標を達成するための金銭面での計画を立てることは有効だろうし、それなりの年をとった人も、将来の一応の収支を計算しておけば、当面どの程度の節約が必要か、あるいはどの程度プチ贅沢ができるか目安が得られる。
私が15年ほど前に受けた講習での用紙を下に示す。この用紙は途中をくくりながら2025年以上まで(死ぬまで)書けるようになっている。
このとき、実際に書いた用紙は、1994年の51歳から2013年70歳までで、予定行事には、子供の入学、卒業、就職、結婚と、私の退職、再就職、リタイアなどを書き込んだ。51歳ともなると人生の振れ幅も少ないのか、現在まで、実際の行事とは2,3年の誤差で大きな違いはなかった。このときも、少なくとも老年になっても健康でいるうちは、金銭面での心配はあまりなさそうだと分かって、一安心した。同時に、生命・傷害保険料が高額で将来の資産へ大きなマイナスであると気づき、大幅減額し、フィットネスに通う(健康に投資)ことにするきっかけとなった。
また、若い人も場合、シミュレーションにより、多くの人が子供の教育費や、住宅購入費によって、数年間赤字の年が続き、資産が目減りする時期があることも教えられた。
一般的に、現在、老後、夫婦二人で必要なお金は月最低23万円で、ゆとりある生活のためには38万円程度と言われている。これらが確保できるかどうか、シュミレーションできるのが、ライフプランだ。
ライフプランの良い点は、条件をいろいろ変えられることで、贅沢して毎月70万円使うようにしたり、家を早めに購入したり、車の買い替えを早くしたり、海外旅行に何回も行ったりすると資産がどのどん減っていくぐあいが分かるし、収入が年金だけになると、資産の減り方が眼に見えて、心配になる。
また、金融資産の利回りをわずかに大きなものにしただけで、資産がずいぶん変わることがわかる。例えば、2000万円の貯蓄を年間100万円ずつ使っていく場合、運用利回りが 0 % なら20年で無くなるが、年 3 % で回すことができれば、30年もたせることができる。
今後、デフレからインフレへ変わっていくと思われ、高齢者といえどもある程度の資産運用は必要になる。
家族、収入、生活費、貯蓄、退職予定年齢などを入力すると、今後の年毎の収入と支出などが計算される無料サイトがいくつかある。
読売新聞ライフプラン・シミュレーション
gooライフプラン・シミュレーション
生活経済ジャーナリスト和泉昭子
実際に、個々人に合わせて計算してみることをお勧めする。
次回以降、もう少し具体的に考えてみたい。