かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感2023(4)

2023-06-02 17:14:43 | 日記・エッセイ・コラム
2日前に地元の歯科医の治療を受けた。ずっと前に治療した3連の差し歯だったので自歯と思っていた。電話で症状を報告すると食事に困るだろうと、差し歯が抜けた翌日に予約してくれた。取り敢えずは抜けた歯を仮留めして食事出来るようにし、来週から根元の治療から始めることになった。

よくよく考えるとこの2年は田舎と東京郊外を半年おきに場所を変え、毎週歯医者に診て貰っている。後期高齢者になって長年使った自歯も入れ歯もボロボロになった。馴染みになった看護婦さんは車がない私の事情を考え、天候が悪ければ治療の日を調整するからと言ってくれた。

今回も治療が長引きそうだと思う。先生に6月いっぱい田舎にいて、7月は東京に戻り、8月に再び田舎に戻ると言い、治療日程の参考にして貰おうと帰郷日程を伝えた。もはや私が行ったり来たりすることを先生も看護婦さんも良く知ってて治療してくれるのは助かる。

近所の人達も同じように助けてくれる。昨日の朝、隣の集落のSさんがメダカを飼う為の底の深い大きなツボはないかと聞きに来た。蔵の中や、居間の昔の陶器を保存している棚を一通り調べたがなかった。調べている間に彼は軒下に熊ん蜂の巣を見つけ、処分してやると申し出てくれた。

今は女王蜂だけの小さな巣なので、今のうちに処分すべきだという。昨年も市内で熊ん蜂に襲われて死人が出た、巣が大きくなったら大変なことになるという。それを聞いて私は一も二もなくお願いし、午後には彼は網を持ってきて取り除いてくれた。軒下の巣は小さなお椀のような形で網ですくって地面に落とすと簡単に割れた。内側は茶色だった。

私はもし頻尿で困っているならどうぞと言って、「睡眠の質を高める」が謳い文句の「チョコレートギャバ」をお礼にプレゼントした。想像した通り私と同じ年代のSさんは頻尿で夜3-4回目が覚めるといい、喜んで受け取ってくれた。話題は共通の友人の不幸の情報交換が一しきり続いた。

私は数年前から頻尿になったが、今は気にしないことにしている。ウソかホントかテレビのコマーシャルでは高齢者の8割が頻尿に苦しんでいるという。私は気にしないから、その8割には含まれてないと冗談を付け加えた。話はツボから熊ん蜂へ、そして頻尿に移った。

記事を書いているうちに豪雨による高齢者避難指示の発令が取り消された。隣町の内子町では浸水、菅田では川の水位が危険値を越えたと報じられ、指示が出たのだと思う。この辺の人達は殆ど私以上の老人だが、いつもの様に誰一人として避難しなかった。■
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