かぶれの世界(新)

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ご近所デビュー1周年

2005-07-18 21:20:28 | 日記・エッセイ・コラム
昨日は早朝7時から田舎の自治会の単位である部落総出で道路清掃、用水路ドブさらいをやった。昨年帰省時に母に頼まれ参加して以来1年ぶり、毎年この頃にやるのが定例になっている。各家庭から一人参加して朝7時から日が高く上り暑くなる10時頃までに道路の草むしり、排水路・用水路の清掃を行う。男性は皆スコップを持ち普段仕事に使うトラックや除草機まで持ち出してきてちょっとした工事現場のようになる。女性は歩道から堤防を歩き草むしり、ごみ空き缶を集め、路肩を清掃し排水口を確保する。

こういう時は仕切り屋がいないとうまく行かないので有力者がいるし、誰がリーダーなのかやってるうちに薄々わかる。力仕事も多いので年寄りだけでなく中年、若手まで色々な人がいて、汗みどろになってドロだらけで一緒に働く。まさにご近所デビューの最高の機会である。もちろん私はこの土地で生まれ15歳まで暮らし、その後40年以上たっても両親のことは皆知っており、私のことを覚えてくれている人も多いので昨年も違和感なく迎えてくれた。今年は私のほうも落ち着いて周りを見る余裕が出来た。

今年は数年前からあるアパートの前の長い排水溝の清掃を5年振りに行ったが、意外とドブが多くそれだけでトラック2台分にもなり手間取った。最後に全員参加でトラックに積み込み何とか10時までに終わった。気になったのは、アパートに住んでいる人は誰一人参加していなかった。多分知らされてもいないのだろうと思うし、それを言う人もいなかった。アパートの住人は殆どサラリーマンで地元との繋がりが出来にくい。しかし、新しく引っ越してきた人でも一軒家だと仲間として受け入れられメンバーに入れる。農家とはいっても子供は例外なく勤めに出ている。この差は何だろうか。

私が30年前府中市の古くから職人が住んでいる町に引っ越した時も同じで、一軒家だったので町内会に入れてもらったと思う。近くのマンションの住民は会員ではなかったし、今でも他のアパートに住んでいる人も含め町内会には入っていない。調べてはいないが有名な府中の暗闇祭りでも参加して神輿は担げないはずである。都会も田舎もまったく同じだなと感じさせられた。いずれにしても私のご近所デビュー1周年は最後にアイスクリームとビール、ジュースを頂いて無事終了した。■


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山岳コース・サイクリング

2005-07-17 13:53:36 | スポーツ
ツールドフランスは今週から山岳コースに入り依然アームストロングが総合トップに立っている。今年の彼のチーム(ディスカバリー・チャンネル)は昨年までのような圧倒的な強さを感じない。昨夜はチームが遅れた中今季初めてバッソやウルリッヒら有力選手との力勝負となり結果的には総合タイム差を広げることになったが、消耗した可能性がある。昨年までの圧倒的な強さをこの後発揮できるだろうか。従来のライバルたちとは差を広げているのだが。

ツードフランスのニュースを見ていると自分も走りたくなった。先週の月曜日から四国愛媛県大洲市の実家に戻り田舎の生活をエンジョイしている。昨日は数年前にスーパの大売出しで買った中国製マウンテンバイクでサイクリングを楽しんだ。折りたたみ式だが21段変速ギアで少なくとも見かけは山道を走れる。注意書きに山道などオフロードでは自転車の強度が十分でなく保障しないので注意とあるが無視。直前に近所の自転車屋さんでブレーキの調整をして10:00出発。肱川に沿って約15km弱を30分かけて下り出石の登山口から登り始めた。

梅雨明け直後の強い日差しの中、渓谷の道を水分補給に十分気をつけながら上る。登山口から5分程度の南側の斜面の全ての木が昨年の台風で倒れた後を見かけた。この後の行程でこれほど被害の出ている所はなかった。11時に豊茂という小さな村落の小学校を過ぎたあたりから急な登りになり20分登って砂防ダムと兼ねたような出石橋(約350m)で一休み、エネルギー補給。更に急坂が続きよれよれになって12時に郷峠(660m)到着し、最後の登りに備えエネルギー補給。バナナ1本、おにぎり一個、ミカンなど。10分休憩後、15分弱かけ参道を登りきり12:23金山出石寺(820m)に着く。昨年までに比べロウギアを目一杯使用し何とか到達、つくづく体力低下を感じた。来年は大丈夫かな?

12:50出発、4-5分で郷峠、往きとは反対側の道を下り10分余りで上須戎・西大洲三叉路、約10分登ると後は快適な下り、1時半に上須戎小学校前、更に15分で県道43号に戻り2時過ぎには家に戻った。計4時間、約70kmの山岳コースのサイクリングだった。登りは気分としてはツールのクラス1くらいタフな急坂だった。気が付くと腕、膝とパンツの間が最も日に焼けていた。この山岳コースが体力をどの程度保持しているかリトマス・テストになりそうである。■


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2005年を大胆占い(中間見直し)

2005-07-15 09:53:25 | インポート
半年たって見直してみると4月初めのレビュー時より状況は私の占いに近づいてきたという印象を受ける。経済は世の中のほうが悲観的だった。ただし日本株と為替はまったく見込み違いだった。スポーツ関係は誰にでも当たり前の予測がイージー過ぎたかもしれない。

1.イラク新体制定着せず、自衛隊駐留延長で大揺れ → ○状況予測ぴったり
  選挙後明るさが見えたが、その後続発するテロで治安悪化、米兵の戦死者が増加、ブッシュ政権は撤退時期を示せず国内の支持を失いつつある。日本では郵政民営化後の政局になる可能性大。

2.日本経済後半盛返すが、GDP成長率2%ならず → ○景気上向きの気配出てきた
  予想以上に在庫調整が手間取っているが個人消費が底堅く、米国経済も後半力強さを回復しつつあり、予測レンジに入ってきた。

3.日経平均は2006年を先取りし、15,000円を突破 → ▽予測が楽観的に過ぎた
  日本株が世界的に割安と見られてきたがここに来てギャップを狭めてきた。しかしそれでも15000円はチョット言い過ぎたかもしれない。

4.ドル安Euro高が進行、円連れ高ドル90円割れを伺う → ▼依然ドル高進行!
  継続してFF金利上昇、底堅い米経済、EUの混迷がドル高を支えている。後知恵で10年循環論も出ているが。後は人民元の切り上げがどう影響するかであろう。

5.米国経済ドル安の恩恵を受け順調、GDP3.5%成長 → ○3.7%成長は堅い
  エネルギー価格高騰にもかかわらず個人消費のファンダメンタルズは底堅く、3.5%の成長を上回る勢いだが在庫調整が4%成長を押し下げる。

6.中国国内市場伸び悩み、GDP成長8%に留まる → △投資抑制効果出て順調
  産業・不動産投資の抑制効果がうまく機能してソフトランディングの可能性が高まった。結果として成長率は8%半ばから後半まで上方修正する。

7.日本サッカー苦難の末、ドイツWカップ出場決定 → ◎出場決定、万歳!
  途中精神的には追い込まれたが、1試合を残し出場を決めた。

8.MLB松井大活躍、楽天善戦するも記録的低勝率に終わる → ○松井復調、楽天やっぱり
  松井スランプを脱し活躍を続ける、楽天も予想通り。■


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デジタル中古家電

2005-07-14 11:03:39 | 社会・経済
中古家電が急増しているらしい。主役は2年前から景気回復の立役者になったが昨年後半から失速、大幅値崩れと在庫増が報じられているデジタル家電である。デジカメ・DVDレコーダー、携帯オーディオなどである。デジタル家電の特徴は商品開発期間が短く次々と高機能化が進み売れ筋がころころ変わり、一言で言うと旬の期間が短い商品である。

デジタル家電市場で生き残る為には、短期間開発と世界同時垂直生産立ち上げを行い、売れる時に売れるだけ作り、売れている間に次期種を投入することが非常に重要である。これをやるのは言うほどに易しくはない、その企業の技術力・販売から保守までの経営管理・海外オペレーションとの連携・これらをリアルタイムで繋ぐIT などの総合力が問われる。しかも売れ筋を外さず世界市場で在庫が出ないよう売り切らなければならない。真の意味で世界同時垂直立ち上げが出来ているところはない、それに近いオペレーションが出来ているのは松下電器だけではないかと私は見ている。 

これは3ヶ月ごとに新製品を投入し、その度に価格改定をしているパソコンのビジネスモデルとよく似ている。違うのはパソコンはWindowsやCPUのアップグレードが独占企業によっていわば平等に与えられ、それに同期してヨーイドンで各社から新製品が出るのに対し、デジタル家電は各社の戦略で三々五々に発売されるので更に商品管理が難しい。イケイケの時は良かったが普及が進み消費者が選別して買うようになると一気にメーカー間の優劣の差が出てきた。従来のアナログ時代の経営管理手法から抜け出せないところが苦戦している。

これだけ頻繁に新商品が出ると一般の人にとっては1‐2年前の商品と何が違うのかわからなくなった。2台目やスナップショット用のデジカメなら新品より半値で1年前のデジカメでいいという人が増えている。デジタル家電はアナログ家電のような劣化が殆どなく、あまり手間隙かけることなく新品と同じ機能・性能に修復できるからである。現在の中古市場価格は比較的競争が限られており新製品よりも利益率が高いと見られており、秋葉原から全国に展開される勢いである。今後更に中古市場が拡大するかどうかは、新製品が魅力的な新機能性能を提供し続けるかどうかであり、技術開発が頭打ちになった瞬間から新製品市場の停滞が始まることになるであろう。■


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8+5,新中国への期待

2005-07-14 00:04:41 | 国際・政治
スコットランドのグレンイーグルズで開催中のG8を狙った先週のロンドン爆破テロは衝撃的であった。ブレア首相が一旦ロンドンに帰り陣頭指揮を取る前に各国首脳を率いて行った記者会見の様子が私には別の意味で印象的であった。それはG8首脳に加え招待された所謂BRIC’sのG5首脳がブレアと一緒に記者会見に並び共にテロと戦う姿勢を見せたことである。

会議中、胡錦濤主席は世界が直面する6つの課題として「地域紛争・貧富の格差拡大・テロ・環境破壊・金融リスク・感染症」を挙げた。さすがに人権問題などは含まないものの敢えて国内問題でもある上記の課題を挙げた。環境破壊やなりふり構わない資源外交を続けてきた中国がG8と同じ席で世界共通の課題に取り組んでいこうという姿勢を示す象徴的な場面のように私には思えた。仮に幾分かはジェスチャーであっても信頼を得る為に面子を大事にする中国の姿勢と切り捨てたくない。

中国の供給能力は余りに巨大になりグローバル化した世界でしか生きていけない、全世界が市場でなければ13億人が生産した商品のはけ口にはなれない。世界から集中的な投資を受けトータル・サプライ・チェーンを担うグローバル経済の中に組み込まれた。その中で最高のパフォーマンスを出して行く為には、世界の課題に取り組んでいく姿勢を見せる必要がありそれがベストの結果に繋がるのである。

中国はそれと言わないが対日関係においてもシグナルを出している。例えば日中事変の端緒となった盧溝橋事件を記念する歴史博物館(どこか忘れたが多分瀋陽)は最近の胡錦濤主席と小泉首相の会談の写真などを掲示した。対立が続く一方で日中関係の悪化は決して中国の為にならない。将来の日中関係を考えていこうというメッセージを国内強硬派に用心しながら出しているようにとれないだろうか。■


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