かぶれの世界(新)

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立憲民主党の熱気の無い党首選び

2021-11-21 21:35:44 | 国際・政治
衆院選敗北の責任を取り枝野委員長の辞任を受けて、立憲民主党の代表戦が19日に告示された。衆院選前の自民党の総裁選に比べ、当然とはいえ気の毒なほどに熱気がなく注目されてない。自民党の総裁選は衆院選の事前運動みたいな効果があったが、立民は負け戦の反省会みたいに感じる。

だが、反省が十分じゃない。現金なものでマスコミの注目度も極めて低い。その中でも注目されているのが野党共闘の在り方、衆院選敗北の一因になったと言われる共産党との選挙協力をどう評価するかのようだ。政策抜きで共産党と共闘するなんてあり得るのかと多くの人は訝った。

私は衆院選の戦い方をどうすれば有利かは二の次だと思う。政権交代を目指すのに国の重要な政策をどう変えるのか議論しない党の代表選などあり得ない。最優先なのはバブル後長年停滞している経済を建て直し、米国等野の同盟国と連携して安全保障政策を強化するかだ。

選挙に勝つためには何でもするという連中を一概に非難できない。日本よりもっと酷いのは米国だと思う。選挙に有利だと思えば共和党員の間で圧倒的に支持されているトランプ元大統領にペコペコする議員が山ほどいる。議員にならなきゃやりたいことも出来ない。

だが、報道されるのはWhat(何)ではなくHow(どうやって)だけだ。言い換えると「改ざんや忖度政治からまっとうな政治に変える」という。何を決めるのか言わないで、「丁寧に説明して決めるので支持して欲しい」と言うようなものだ。与党を非難する時の切れ味が全くない。

自民党総裁選の時は候補者が夫々に幅広い政策を主張し議論した。議論するテーマも経済や安全保障だけでなく、憲法改正から皇室に関わるまで幅広く議論された。それに比べ立民代表選は一体何が言いたいのか分からない、ホントにつまらない寂しい内容で進んでいる。

情けないのはこのような状況にもかかわらず、マスコミも何故か拍子抜けした熱気の無い報道を続けている。もし自民党がこんな総裁選をやっていたらボロボロに叩かれて、その後の衆院選も大敗したと思われる。こんなことでは立憲民主党は衰退の道を歩む恐れがある。■
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岸田政権のスタートは失望から

2021-11-19 18:40:50 | 国際・政治
岸田政権が成立した時から公約した通りにコロナ対策を改革し「第6波」に備えるか注目していた。菅政権が出遅れたものの短期間に世界トップレベルのワクチン接種率に達した。だが、医療界の意を受けて抵抗する厚生省の壁に阻まれ「医療体制の整備」が進まなかった。

私が見た範囲では日経を除きマスコミ報道は殆どなかったが、新政権になり厚生省を分割して対応する案も一時話題になった。その後、岸田政権は「第6波」対策の取りまとめを財務省官僚を中心に進めていたが、厚生省や医療界の抵抗に遭っていると報じられた。新政権の力が問われていた。

今朝の日経によれば、コロナ感染を調べる「抗原検査キット」のインターネット販売を解禁するとの記載が経済対策の原案から削除された、検査拡大よりも医療界の主張が優先されたという。海外では抗原検査キットの普及を経済活動の正常化に活用するケースがあるが、日本ではコロナ以外の検査・治療薬に解禁が波及し開業医の患者減につながりかねないとの警戒感があった為という。

牧島規制改革相はキットの研究所を視察し、ネット販売解禁へ意欲満々だったらしいが来年の参院選を控え医療界に配慮せざるを得なかったらしい。直接の担当である牧島大臣就任時に大丈夫かなと思った、申し訳ないが厚生省や医療界を動かすには力不足だったということだろう。

だが、菅前前首相は岸田首相に「首相自ら動かないと厚生省は動かない」と助言したという。岸田首相は人の話は聞くが、自ら先頭に立って言えない人だったのか。岸田新政権のスタートは失望から始まった、コロナ対策最優先は選挙の為の口先公約だったのかと懸念する。■
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私のカムカムエヴリバデイ

2021-11-18 18:25:51 | テレビ番組
NHKの朝ドラ「 カムカムエヴリバディ」を中学生時代の私を思い出しながら見ている。私は戦後生まれの団塊世代なので時代背景は異なるが、戦後駐留軍を経由してアメリカ文化がドッと日本に入って来た時に私もNHKの英語教育番組を熱心に聞いた。

当時は中学校から英語教育が開始された。1学期が終わり私の通知簿を見た父が英語の成績が悲惨な状況だったのを見て、NHKの番組「基礎英語」のテキストを買ってくれ毎朝聞き始めた。朝ドラで主人公の安子がラジオにかじりつくシーンを見て私は子供の頃を思い出した。

それから父がやってくれたことは如何にも徹底追及する性格が凄かった。学校教師用のテキストとレコード、その為のプレイヤーを買ってくれた。更に更に、当時日本でもヒットしていた洋楽でヘレン・シャピロのドーナッツ版「悲しき片思い(You Don't Know)」が好きと知って買ってくれた。結果的に英語の勉強に役立ったと思う。

中学に入学すると私は野球部に入部して暗くなるまで野球漬け、自宅でろくに予習復習はしなかった。だが、それだけ学校の授業は集中して成績は良かった。特に英語は先生の教え方まで頭に入っているから成績は俄然良くなった。オヤジの作戦は大成功だった。

クリスマスにはテープレコーダーまで買ってくれた。私は殆どはポピュラーソングを録音し、英語の勉強に使った記憶は余りない。それでも英語の成績が良くなっただけでなく、アメリカ文化かぶれになってしまった。余談ながら音楽の先生に惚れてしまった私は、五線紙に悲しき思い出の歌詞を書いて提出し、彼女が英語の先生に見せて意味を聞いた事件があったのを思い出す。

この経験は私のその後の人生に決定的な影響を与えた。社会人になりコンピューター技術者として当時から最先端の米国企業の技術文書を読み、英語で打合せし、何度も米国に出張し、終いには40代後半に米国の子会社に赴任して仕事をした。何人か友人も出来た。英語は苦にならなかった。

だが、海外事業担当になった当時は技術開発や交渉事もそんなに英語がうまかった訳ではない。相手が何を言い要求しているのか、個個の単語は聞き取れてなくとも割と正確に理解できたと思う。プライベートの付き合いもそれなりにこなしたと思う。多分、キーワードを聞き取れたからだと思う。

当時も映画は聞き取りが難しかったがまあま楽しめた。だが、近年字幕の無いニュースや映画は何を言っているのか分からなくなった。先に内容を知っているニュースは英語でも分かる時もあるが、知らない内容だとキチンと理解するのが難しい。アメリカ「かぶれの世界」を返上する時が近づいている。蛇足ながら、わが子供も最初英語の成績が振るわずNHKの英語講座を勧めた。■
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東京郊外の生活2021始まる

2021-11-16 20:00:33 | 日記・エッセイ・コラム
昨朝8時前に実家を出て5分後にマスクをしてないことに気づいた。上着やバッグのポケットをまさぐったが見つからず、諦めて実家に戻り始めたところでパソコンの横にへばりついたマスクを見つけた。使い古しのアベノマスクだが、この際バスに乗る時に拒否されなければいい。

実際、この後バス中も松山市中も空港も機中も見かけた人達は全員マスクをしてた。私は無言の圧力に勝つ自信はなかった。松山で実家の玄関のマット上に置いた竹籠に少し傷んだ柿を数個置き忘れたのを思い出した。来春再び帰郷した時は玄関のマットと竹籠は悲惨な状態になってるだろう。

今回の帰京は前日になって転居届を思い出すというチョンボ等々、老人のボケそのものみっともない失態が続いた。黙っていれば馬鹿にされるとは思ってないが、自分自身で今後も一人で田舎暮らしをキチンと出来るものか自信がなくなり不安になった。既に私は長老に次ぐ老齢になった。

一方で、空港から東京郊外の自宅まで人出は昔に戻ったように感じた。機中は空席が2,3見られたほぼ満員、羽田空港から自宅の最寄り駅までの電車は帰宅時のサラリーマンで一杯だった。私が見た限りでは乗客は100%マスクをしていた、アベノマスクの私を含め。日本人は凄い、というべきか。

昨日は自宅に戻り久し振りに家内と同居の息子と3人一緒に夕食を頂いた。家内は私が断酒したのを知っていたが、私から申し出て赤ワインを飲んだ。やはり久し振りのワインは美味しかった、夕食にワインは止められそうもない。これから東京郊外の生活が始まる。■
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e転居改訂版を使えず、アナログ職員に助けられる

2021-11-14 20:53:18 | デジタル・インターネット
明日に帰京を控えて家族とLINEのやり取りをして準備万端のつもりが、うっかりして郵便の転送手続きを忘れていた。昨日の午後になって気づいて慌ててパソコンで転居届の手続きを立ち上げると、何年も使い続けてきたアプリ「e転居」がマイナンバーカード版に改訂されていた。

パソコンでもスマホでも手続きできるといううたい文句だったが、私のパソコンではマイナンバーカードの読み取り機能がなかった。次にスマホで手続きを始めたが、ゆうびんIDとパスワードが必要で何とか取得した。次にマイナンバーカード読み取りアプリをダウンロードせよというところで行き詰まった。何度やっても動作せず、ダメなら郵便局に行けというメッセージが出てきた。

郵便局の問い合わせサービスに電話したがらちが明かなかった。最寄りの郵便局は土日なのでやってない。諦めて月曜日の明日に松山空港に行く途中で郵便局に行き手続きをしようと、空港周りの郵便局をネットで探すと、偶然にも大洲郵便局(いわゆる中央郵便局と思う)は営業中と分かった。

早速、営業開始時間の9時に行くと窓口が一つだけ空いており、ブザーを押して事情を話した。今後のこともあるので出来たらスマホで手続きしたいと申し出た。だが、職員の指導を受けても同じところで行き止まった。コロナ対応のディジタル化が難航したのと似てると思った。

昔の書面の転居手続き時代から、パソコンを使ったe転居に変更後も含め10年以上も転居手続きをやってきた。こんなトラブルは初めてというと、彼はマイナンバー導入してから個人情報を守るためにこんな面倒な手続きに改訂したのだろうと説明した。ここで議論する積りはなかった。

時間がもったいないので、職員に申し出て昔の書面の手続きでやることにした。書面に必要事項を記入するのに数分かかっただけで手続きは終わった。明日東京に戻るので転送開始までに1-2週間かかる、その間に配達された郵便物の扱いが心配というと配達部門に連絡してくれるという。

私がうっかりして転居手続きが遅れたのが大元の問題だったので、実家に配送する担当の郵便局への連絡は本当に助かった。職員はe転居改訂版は詳しくなく役に立たなかったが、アナログ的なサポートは嬉しかった。日本は世界最低レベルのDXだが、世界最強のアナログだと改めて思った。■
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