かぶれの世界(新)

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岸田政権のスタートは失望から

2021-11-19 18:40:50 | 国際・政治
岸田政権が成立した時から公約した通りにコロナ対策を改革し「第6波」に備えるか注目していた。菅政権が出遅れたものの短期間に世界トップレベルのワクチン接種率に達した。だが、医療界の意を受けて抵抗する厚生省の壁に阻まれ「医療体制の整備」が進まなかった。

私が見た範囲では日経を除きマスコミ報道は殆どなかったが、新政権になり厚生省を分割して対応する案も一時話題になった。その後、岸田政権は「第6波」対策の取りまとめを財務省官僚を中心に進めていたが、厚生省や医療界の抵抗に遭っていると報じられた。新政権の力が問われていた。

今朝の日経によれば、コロナ感染を調べる「抗原検査キット」のインターネット販売を解禁するとの記載が経済対策の原案から削除された、検査拡大よりも医療界の主張が優先されたという。海外では抗原検査キットの普及を経済活動の正常化に活用するケースがあるが、日本ではコロナ以外の検査・治療薬に解禁が波及し開業医の患者減につながりかねないとの警戒感があった為という。

牧島規制改革相はキットの研究所を視察し、ネット販売解禁へ意欲満々だったらしいが来年の参院選を控え医療界に配慮せざるを得なかったらしい。直接の担当である牧島大臣就任時に大丈夫かなと思った、申し訳ないが厚生省や医療界を動かすには力不足だったということだろう。

だが、菅前前首相は岸田首相に「首相自ら動かないと厚生省は動かない」と助言したという。岸田首相は人の話は聞くが、自ら先頭に立って言えない人だったのか。岸田新政権のスタートは失望から始まった、コロナ対策最優先は選挙の為の口先公約だったのかと懸念する。■
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