5日から予定されていた、第32期倉敷藤花戦の挑戦手合いは、福間香奈倉敷藤花の体調を鑑み、福間倉敷藤花の休場明け、すなわち来年2月以降に持ち越されることになった。
ここまで福間女流五冠は白玲戦、女流王将戦と不戦敗続きで、これじゃとてもキリがないと、将棋連盟も再考したようだ。
この結論に関しては賛否両論、いろいろ意見があるだろう。ただ、主催者が同意したのだから、周りがどうこう言うことではあるまい。対戦相手の伊藤沙恵女流四段は釈然としないかもしれないが、さすがに対局なしでタイトル獲得は寝覚めが悪いだろう。
来年の開催になれば、倉敷市での公開対局が復活するかもしれない。将棋ファンの前で将棋が指せるのは女流棋士冥利に尽きるだろうし、何より福間倉敷藤花と番勝負が指せるのは、これ以上ない勉強となる。個人的には、熱い記譜が紡がれるのは、いいことだと思う。
なお、倉敷藤花戦は山陰新聞等に観戦記があるが、当然ながら、掲載時期が遅れても問題なし、の判断である。
ちなみに、現在新聞の観戦記があるのは、スポーツ報知の女流名人戦、この倉敷藤花戦。それと女流王座戦、女流王位戦の挑戦手合いは、日本経済新聞と東京新聞等に掲載される。
仮に今回と同様の事態になった場合、女流名人戦はちょっと、掲載に支障が生じる。しかし女流王座戦と女流王位戦は、王座戦と王位戦の掲載を続ければいいので、問題はない。
観戦記の話は抜きにして、純粋に挑戦手合いが3ヶ月くらい遅れたと仮定する。その戦いに勝ったほうはタイトル保持者になるから、次期の登場に問題はない。問題は負けたほうで、それが次期の戦いにどう影響を及ぼすかである。
初戦はどの位置からになるのか、棋戦ごとに記してみよう。
白玲戦・女流順位戦…A級
清麗戦…予選2回戦
マイナビ女子オープン…本戦1回戦
女流王座戦…本戦1回戦
女流名人戦…女流名人リーグ
女流王位戦…挑戦者決定リーグ
女流王将戦…本戦1回戦
倉敷藤花戦…トーナメント2回戦
明らかに余裕があるのは、予選に参加しなくて済む、マイナビ女子オープン、女流王座戦、女流名人戦、女流王位戦、女流王将戦だ。
大変なのは残り3棋戦で、白玲戦は、女流順位戦をみなと一緒に指さなければならない。
清麗戦も、みなと一緒に予選を指す。しかも2回戦からなので、長期で休むことはできない。
倉敷藤花戦もほぼ同様で、トーナメント戦の2回戦から出場となる。
この3棋戦の対処法としては、女流順位戦はあとでまとめて指す。
また清麗戦と倉敷藤花戦は、なるべく対局時期を遅らせる。それしかない。
いずれにしても、女流棋士はこれからも、気兼ねなく妊娠休場すればよい。予選の不戦敗は受けてもらわねばならないが、タイトル戦のスケジュールは、何とかなる。
ここまで福間女流五冠は白玲戦、女流王将戦と不戦敗続きで、これじゃとてもキリがないと、将棋連盟も再考したようだ。
この結論に関しては賛否両論、いろいろ意見があるだろう。ただ、主催者が同意したのだから、周りがどうこう言うことではあるまい。対戦相手の伊藤沙恵女流四段は釈然としないかもしれないが、さすがに対局なしでタイトル獲得は寝覚めが悪いだろう。
来年の開催になれば、倉敷市での公開対局が復活するかもしれない。将棋ファンの前で将棋が指せるのは女流棋士冥利に尽きるだろうし、何より福間倉敷藤花と番勝負が指せるのは、これ以上ない勉強となる。個人的には、熱い記譜が紡がれるのは、いいことだと思う。
なお、倉敷藤花戦は山陰新聞等に観戦記があるが、当然ながら、掲載時期が遅れても問題なし、の判断である。
ちなみに、現在新聞の観戦記があるのは、スポーツ報知の女流名人戦、この倉敷藤花戦。それと女流王座戦、女流王位戦の挑戦手合いは、日本経済新聞と東京新聞等に掲載される。
仮に今回と同様の事態になった場合、女流名人戦はちょっと、掲載に支障が生じる。しかし女流王座戦と女流王位戦は、王座戦と王位戦の掲載を続ければいいので、問題はない。
観戦記の話は抜きにして、純粋に挑戦手合いが3ヶ月くらい遅れたと仮定する。その戦いに勝ったほうはタイトル保持者になるから、次期の登場に問題はない。問題は負けたほうで、それが次期の戦いにどう影響を及ぼすかである。
初戦はどの位置からになるのか、棋戦ごとに記してみよう。
白玲戦・女流順位戦…A級
清麗戦…予選2回戦
マイナビ女子オープン…本戦1回戦
女流王座戦…本戦1回戦
女流名人戦…女流名人リーグ
女流王位戦…挑戦者決定リーグ
女流王将戦…本戦1回戦
倉敷藤花戦…トーナメント2回戦
明らかに余裕があるのは、予選に参加しなくて済む、マイナビ女子オープン、女流王座戦、女流名人戦、女流王位戦、女流王将戦だ。
大変なのは残り3棋戦で、白玲戦は、女流順位戦をみなと一緒に指さなければならない。
清麗戦も、みなと一緒に予選を指す。しかも2回戦からなので、長期で休むことはできない。
倉敷藤花戦もほぼ同様で、トーナメント戦の2回戦から出場となる。
この3棋戦の対処法としては、女流順位戦はあとでまとめて指す。
また清麗戦と倉敷藤花戦は、なるべく対局時期を遅らせる。それしかない。
いずれにしても、女流棋士はこれからも、気兼ねなく妊娠休場すればよい。予選の不戦敗は受けてもらわねばならないが、タイトル戦のスケジュールは、何とかなる。