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光秀謀反の本能寺なーんちゃって⑧

2021年02月13日 17時36分35秒 | 光秀の本能寺
羽柴秀吉、丹羽長秀、織田信孝、高山右近らは大坂にいる、総勢三万
織田信忠、蒲生氏郷、金森長近らは京にいる、総勢二万五千
明智光秀は姫路に向かっている、総勢二万
丹羽長秀が秀吉に言った「信長様が亡くなられた今、わしは信忠様に仕えて織田家を立て直すつもりだ、これでお暇する」
「ごもっともでござる、されど私は信孝様をお守りする、だが信忠様に忠義を無くすわけではござりませぬ
家臣の片桐且元に兵五千をつけますので丹羽様の配下としてお連れ下さい」
「おお!かたじけない、わしの手勢は二千しかおらぬから助かる、信忠様には、そなたの忠心をよーく伝えておこう」
「はは!宜しくお頼み申し上げまする」
そして黒田官兵衛を呼んだ
「光秀がまことに姫路に向かっておるのだな」
「間違いありませぬ、何人かから確かな知らせが入っておりますゆえ」
「そうか、わしの留守を襲おうという魂胆であるか、では早馬で宇喜多春家に伝えよ、姫路城に三千の兵を入れて備えよと、まだ間に合う
姫路の後方に本隊5000を隠しておき城攻めが始まったら挟み撃ちせよ、反対側からは小一郎の援軍一万も明智を攻撃するとな
(羽柴)小一郎に兵を七千つけて姫路に向かわせよ、城攻めの明智の背後を突かせるのだ、急げ!」
羽柴小一郎は秀吉の唯一の弟だ、尾張で百姓をしていたのを信長の下で出世した秀吉が武士に取り立てた
使ってみると無口だがなかなか聡明で大将の器であったから秀吉は大いによろこび副将の地位に就けた
小姓の加藤清正がのんびりと聞いた
「殿様よ、毛利も後ろから攻めては来まいか?、わしにも二千ほど兵をつけて姫路に行かせてちょぅよ」
官兵衛に秀吉があごをしゃくった、すると官兵衛が清正に言った
「清正よぉ、あっぱれな心構えじゃ、だがのぉ殿様はすでに毛利にも手をうちなさっておいでじゃ
そうでなくば、こうも楽にここまでやって来れまい、追っ手もなかったであろう」諭すように言った
「うん、そうじゃが心変わりもあるやもしれんでょ~」
「それは大丈夫なのだ、毛利の殿様は輝元公というお方での中国をまとめた毛利元就公の孫じゃ、父君が早うに亡くなられて
若い故に二人の叔父が後見しておるのだよ、一人は吉川元春殿、これは頭が固く我らとの戦を今も考えておる
もう一人は小早川隆景殿、こちらはなかなか快活な御仁でのお、わが殿と気が合うこと兄弟のようじゃ
今度の撤退に際して小早川様がずいぶんと骨を折ってくださり輝元公を説得したのだ、わが殿も大望を果たした後は毛利家と親戚となる
とまで言われたのじゃ、毛利家の知恵袋、安国寺恵瓊殿もわが殿にぞっこんじゃ、だから毛利は明智には決して味方しない
損得勘定してもどちらに味方したら得か誰でもわかることよ」
「なるほどようわかつたぞ、じゃが戦がしたいのぉ腕が鳴ってしかたないでよぉ」
「そうか、それほど戦が待ち遠しいか、ならば明智に味方してわしの長浜の城を奪った若狭の武田が逃げ遅れて明智の亀山城にいる
中川を大将にして(蜂須賀)正勝を副将じゃ、清正は、(加藤)嘉明、(福島)正則と共に武田を討ち取ってまいれ」秀吉が嬉しそうに言った
福島正則、加藤清正は子供の時から、秀吉と女房のおねが育てた子供のようなものだ、二人には未だ子が生まれない
おねが浮気をすることなどあるわけが無い、一方秀吉の女漁りは信長に何度𠮟られてもやめないほどだが、誰一人も妊娠しない
故に二人の間に子ができないのは秀吉に問題がある確率が高い

450年前の電柱?
「官兵衛 これからどうすべきかの?」
「まずは且元を長浜城に入れて、ご母堂にお戻りいただき、戻ってくる家臣を加えれば8000にはなりましょう
まもなく亀山は落ちますから、そこに信孝様に入っていただき、殿は大阪で睨みをきかせていただきましょう
姫路では宇喜多が籠城して、小一郎殿が後詰めで挟み撃ちすれば明智は総崩れとなりましょう、そのまま小一郎殿に姫路を護っていただく
これで殿は堺も抑えて実質100万石は得たようなものでござる、できれば坂本も押さえておきたいですなぁ、丹波は空き家だらけでございますぞ」