神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

「らんまん」を見始めたので

2023年05月14日 12時42分33秒 | 映画/ドラマ/アニメ
遅ればせながら朝ドラ「らんまん」を今日から見始めた
皆さんのブログを見ていると近年にない盛り上がりである、こりゃあ見て損はなさそうだ
植物を写真に撮ったり、育てたりはしているが学問的には興味ないので、なかなか名前も覚えない
見る気も無かったが気になって撮りためておいたのだ、残念ながら幼少期の部分はない、けれど「英雄たちの選択」などで生い立ちはだいたい知っている
「自由民権運動」に巻き込まれて逮捕されたところから見始めだ。

牧野富太郎がいつ頃の人かも知らなかったが、文久2年4月生まれということで少しだけ身近に思えてきた
それは私の直系4代前、即ち高祖父が文久2年3月3日生まれということで富太郎より一か月だけ年上だからだ。
因みに高祖母も文久元年の生まれ、このドラマを見れば、その祖先が、どんな時代を生きて来たかわかるので興味深い。

富太郎は高知の豊かな商家に生まれたが、幼年期に相次いで両親や祖父が亡くなり、祖父の後妻、血縁の無い祖母に育てられた。
結局豊かなこの家は、富太郎の(側から見れば)道楽にも見える植物研究に財の全てをつぎ込むことになり破産したとか

わが高祖父の家も小作人を使う代々の大地主で豊かな暮らしだったそうだが
高祖父、高祖父の父が相次いで亡くなると家運が傾き破産して故郷を追われるように関東へ落ちていったのだった、父が生まれる約60年前の話である。

「らんまん」を見てさっそく気になる言葉が出て来た
それは留置場から富太郎が出されて、祖母らと家に帰る途中、祖母が言う
「人は全てを選ぶことはできん、何かを選ぶとは何かを捨てることじゃ」
政治運動に流されそうになった富太郎を中途半端と見抜いた祖母の言葉だった
「何を選ぶにしろ命がけでなければモノにならない」と言ったのだろう
富太郎は結局、命を賭けるような殺伐世界には入らなかったが、実家の大店を破産させてなお借財を背負って研究に没頭したのだから、祖母のこの一言はそうとう重い言葉だった。

この先、またどのような名言が出てくるのか楽しみである。