通説を少しずつ崩しながら通説通りの展開していく「どうする家康」
いよいよ築山殿と嫡男信康が殺される場面に近づいている。
小説などの通説では、築山殿は今川家の重臣の娘であることを鼻にかけて、人質扱いの家康をした目に見ている悪妻
信康は、将来有望な若殿に育って徳川家の期待の星と成長した
信康の妻、五徳は信康とは夫婦円満なれど築山殿の度重なる嫁いびりに耐えられず、父信長に愚痴の手紙を送る。
築山殿は武田に通している大賀弥四郎と密通して、それを五徳が知り信長に知らせる。
家康は大賀の陰謀を知って、大賀をとらえて極刑に処すが、信長は自分の息子信忠より優れていると言う信康を恐れて、謀反の疑いをかけて家康に信康と築山殿を殺害せよと命じる。
家康は悩み、できることなら信康を逃がそうと思うが、酒井が信長に信康の無実を弁解できず、ついに家康は信康に切腹を命じ、築山殿は家臣に暗殺させる
となるが、「どうする」では築山殿は陰ひなたない良妻賢母、信康も親思いの好青年、五徳も先週までは明るく優しい嫁だったが、今回急に築山殿に信長の娘を誇って反抗する憎い女に変身した。
さあ、非の打ちどころがない愛らしく良妻賢母の築山殿をどのようにして殺すのか、信康もどう殺されるのか「どうする家康・・・」
脚本家の腕の見せ所、私にも想像つかないが、私でもわかるような結末ではありませぬよう祈ります。