人間は複雑だ
現在の地上で唯一複雑な思考回路を持ち、一瞬にして変化する感情
欲求を欺いて正反対の行動をするとか予測不能の行動もする
物を作り出す能力、二本足歩行、尾が退化した体
しかし他種生物を捕らえて食べてしまう肉食性は必要以上の殺戮と
食べ残しを平気で行う
けれども自分の生存価値を問うてみたり、悩んでみたり、感情も豊かだ
動物、昆虫も地上の生物だが人類と違い、大規模な生産活動や発明
農業生産などの活動はしない
人は何のために生まれたのか?と、人はみずから問う、だが動物や昆虫には
そんな考えはないように見える
植物も含めて、彼らはただ子孫を絶やさぬための活動を繰り返す事だけに
一生をかけているように思える
感情もないかと思えば、それは違う、動物の多くには喜び、悲しみ、怒り
恐怖などの感情があるように見える
それにしても生きる目的は種の保存だけのように思える
それに比べたら、人類はずいぶんと無駄なことに時間と労力をかけている
そもそも近年は種の保存さえも忘れかけている、種の保存を原始的な行為と
蔑み、同じ行為を愛情表現にすり替えることで美しいと位置づける
これこそ人間と動物の最大の相違点だ
人類は損得勘定で種の保存数を調整する、動物は最初に死亡率を直感的に
知って、それを含めた数を産む
強い動物ほど消耗率が低いから一度に産む数は少ない、魚のように海の中で
卵を産む者は数万に一つしか生き残らない
それでもおびただしい数の魚が大人になる。 はたしてイワシと人類のどちらが先に滅ぶのか興味あるところだ
人類は猿人から数えても100万年くらいしか歴史がない、大型恐竜の時代は
形を変えながら1億年以上続いた
人類が1億年続く姿をどうしても想像できない、それは進化の速度があまりにも
早いからだ
一万年後の人類が、どんな姿で生きているのかが全く想像できない、多分猿人と現代人以上の違いがあるように思う
それは進化なのか退化なのかわからない、できることなら種の繁栄以外を考えない生物に進化?してほしい
それが一番生物としての幸せだと思う、他には食べることさえ考えるだけで、それ以外の苦悩は何もない
人間は何のために存在しているのか? 生物すべてに死があることの意味は何なのか?
魚や動物はすべてが食べるか食べられるかの瀬戸際で生きている、ださらそれが存在価値とも言える
それでは人間はどうなのか、食物連鎖の頂点にいることは確かだ、だが永遠の命ではない、そこに存在の意味が隠されている
はたして人間は食物連鎖の頂点なのだろうか?