80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

中央線101系の製作(MP動力車の足回りが完成)

2014-05-26 10:19:36 | 中央東線方面
こんにちは。

編成中の主力パワーとなるモハ101-107の足回りが完成しました。主力パワーというのも変なのですが、コストダウンのためMP動力はこの1両で、これをカンモーターの“ブースター”2両でバックアップしようというセコい計画のため、こんなことになっています(^^;

前回の記事に書いたとおり完成動力ユニットが入手できなかったので、今回はt1.0真鍮板と必要なパーツを使って足回り一切を自作しました。

製作に入る前に車体中央部付近に2本の梁を渡し、床板固定用のネジ穴をあけておきます。
カツミ/エンドウの車両は基本的に8本のネジで床板を固定するようになっています。全部見たわけじゃないのですが、そうですよね?
ただ、その位置が前後の台車付近にそれぞれ4か所ずつ固まっていて中間部にありません。これは恐らくインサイドギヤ時代のモーター穴の位置を引きずっているためと思われますが、中央吊り下げ式のMP動力ではどうしても中間部分の強度が足りず、真鍮板といえどもやや垂れ下がる傾向がみられます。
この感じが個人的にどうもイヤなので、当工場ではなるべく車体中央に近い部分にもネジ穴をあけ、車体全体で強度を負担するいわゆるモノコック構造となるような方針をとっています。
このプラ車体は、車体の床板どめが厚さ0.5mm程度のわずかな“リブ”状態しかなく、全部削ってアングルを入れる手もありますが、まずは手っ取り早くこのような横梁で対応することにした次第です。
モーターやウェイト取付ネジの位置にかからず、かつ、なるべく中央に近い位置を選んであります。



床板と床下機器取付板となるt1.2mmプラ板(主抵抗器部分だけさらにt0.5mmを貼り重ね)を仮止めしたところです。床下機器はユニット化して最後に取り付けるため、実はこのネジ位置は「床下機器と干渉しないこと」も含めて位置を決めてあります。かなりピンポイントで苦労しました・・・



床下機器はモーターやウェイトに合わせて裏側をカットして取り付けます。かなりレリーフ状態になりますので、削り過ぎて強度不足にならないように注意します。写真はMGと送風ファンが一体化されたお馴染みの主抵抗器ですが、中間部分のディティールは泣く泣くカットした部分が結構ありました。



洗浄し床板とウェイトにプライマーを塗ってから塗装。タミヤのマットブラックを吹いています。
なお、床板の裏側(車内側)は、先にグレーを吹いてあります。



さあ仮組みをしよう!
あれ!?やっちまったなぁー!
配線コードの通り道がありません( ̄∇ ̄;)
横梁の中間部分を幅2mmだけカッター鋸で切り取り、裏当てをして事なきを得ました。



車体と組み合わせ試運転を終わったモハ101-107です。もちろん車体はまだ工事中。。
ウンチクついでにもうひとつ気になっていたことを書きます。
なんでみんなパンタ付の車両にモーター入れたがるんだろう?・・・動力車あるある
実は私もずっーとそうしてました(^^;;
最近はパンタも高いので、車輪磨きや注油などのメンテナンスでゴロンとひっくり返すことを考えたら、パンタなし車の方がいいですよね。



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コメント (4)
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