80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

京王5000系が走るまで(後編)

2015-02-15 14:43:25 | 私鉄電車
こんにちは。

鉄ホビオリジナルプラキットの京王5000系。オプションの走行化ユニットを使わず、キット付属の台車や床板を活用してMP動力化する改造に取り組んでいましたが、本日、無事走らせることができました!


床板はエコーモデル発売の幅31mmの真鍮床板を使いたかったのですが、以前、銀座線を作った時に使った幅32mmの床板の残りがあったのでこの端を1mm切って使うことにしました。ただし、ご覧のとおり長さがわずか70mmしかありません!モーターが載る部分だけ補強出来りゃいいやという発想ですね。笑ってはいけません。世の中ではこれをモノコックボディと呼びます。(^^;



でもって規定の寸法に穴をあけてモーターホルダーC・Dセットでモーターを固定。実のところ、こんなんで本当に大丈夫か?と不安なきにしもあらず・・・



床板は中央が凹んだ皿のような構造。この状態で真鍮床板をネジ止めすると真中がたわむので、t1.0と0.3のプラ板を重ね貼りしてフチと同じ高さになるように空間を埋めました。床板の強度アップの意味もありますが、所詮プラどうしなのでいくら重ねても真鍮板のように強くはなりません。ただ、元の材料が相当フニャフニャなので多少の改善効果はあります。



手持ちの真鍮板はもうないのでボルスターはt1mmの真鍮帯材を加工して作成。元の床板のセンターピン穴はφ5mmくらいあるので何らかのアジャスターが必要なのです。形は昔懐かしカワイのボルスターみたいですね。(^^)



床板に一式を組み付けたところ。ここまで来ればゴールは近い!



と、ここで問題発生。センターピン用のツバ付きスリーブ(でわかります?)のツバの部分が元のセンターピン穴にすっぽり入ってしまって、これでは首が振れません。穴の周囲をスリバチ状に削って事なきを得ました。



塗装前なので仮組みですが、ドライブシャフトも入れてとりあえず完成。18m級車体で短いため、シャフトはもちろん、ジョイントの一部もカットしてようやく収めることができました。610R程度ならカーブへの追随は問題ないようです。



コロ軸受フタを貼ったTS804台車をはめて撮影。オリジナルのMPギヤ用の芯皿では厚すぎて腰高になってしまったので、出所不明のt0.5mmくらいの絶縁ワッシャに代えて落ち着きました。そのぶんモーターがレール面すれすれです(^^; ちなみに動力車としたこの車両は、2両のデハユニットのうち新宿寄りとなるデハ5000形です。



短いですが走行の様子を動画を撮りましたのでご覧ください。




ということで無事走行化のメドが立ったので、飛び入りプロジェクトの5000系キット組みは少し塩漬けにして(笑)マヌ34の製作に戻ろうと思います。


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コメント (2)
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