こんにちは。引き続き小田急2600形の製作レポです。
資料もあまりないことから、床下機器のうち箱状のものについては、表面のディティールは省略して箱のみとすることにして製作時間を短縮します。写真から判断して大きさを決め、t0.4車体用方眼紙にケガいたものをベースのt3発泡塩ビ板に貼ります。ベースは厚紙でもアガチス板でも何でもいいのですが、たまたま手元にあって加工もしやすい(カッターで簡単に切れる)発泡塩ビを使いました。
1個ずつ切り離し、大きさと個数を書いた紙にテープで仮止めしておきます。このあとパテを塗って溝埋めと表面の成形をしました。
「おゆまる」で型取りしたブレーキ制御装置は、搭載する車両の床高さに合わせてベース部分の厚みを調整しておきます。左の2つが金属床板を用いる動力車用でベースはそのまま。中央の2つはφ11.5mm車輪のため、木製床板の下面を車体下端より1mm引っ込めて取り付ける予定の動力なしデハとサハ用で、ベースの厚みを1/2に削ったもの。そして右の2つは床板下面と車体下端がツライチとなるクハ用で、ベースを完全に削り取っています。
箱モノ以外の機器は市販パーツで似たものを流用します。一番目立つ主抵抗器は、モデル8のリボン抵抗器が入手難のため、カツミのNo.30000(近鉄ビスタカー用)をベースに改造することにします。上が実車のもの、下が近鉄用です。内部の抵抗体のイメージがやや違うのと、実車は大小2つの大きさがあるなど異なる部分もありますが、雰囲気重視でなるべく少ない改造で済ませることにします。
実車で一番右端に大・小・大と並ぶ部分は、近鉄用の左端の3個をそのまま使います。その隣の小さいものが2個組ずつ2組ある部分は、近鉄用の大きいものに中仕切りを入れて2分割し、これを2組並べることにします。右側が中央に糸鋸で切り込みを入れ、中仕切りを入れているところです。もう1組も同様に作るはずでしたが、予想以上に幅が狭くなってしまったので、余っているラスト1個を半分にして組み合わせたものです。
釣り下げ用の碍子が無い部分があるので、プラ板からそれらしく切り出したものを貼りました。あまりに小さすぎて円形に切るのは大変なので、見える部分だけ丸く削ったU字型のものです。
並べるとこんな感じになります。これをもう1両分作ります。抵抗器も“おゆまる”コピーといきたいところですが、生産終了品以外の型取りコピーはしないことにしています。ただでさえ部品供給が少ないなかで、これ以上メーカーさんの足を引っ張ってはいけませんから。。
ところで、抵抗器の隣にある2つ並んだ機器が最後まで謎だったのですが、いろいろ調べたところ「誘導分流器」という機器であることがわかりました。弱め界磁制御時の突発的な電流変動を抑え、モーターをフラッシュオーバーから守る機器だそうで、その実態はコイルとのことです。こちらのサイトに新品状態の写真が掲載されていて、その形状や色が大変参考になりました。遠目には出っ張りの多い不思議な形をした機器に見えていたのですが、どうやら丸いコイルから引き出された配線ケーブルがそのように見えていたようです。モハ72などの主抵抗器の角を落としてやれば似たものができそうですが、せっかくディティールのわかる写真があるので自作してみようと思います。
よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村
資料もあまりないことから、床下機器のうち箱状のものについては、表面のディティールは省略して箱のみとすることにして製作時間を短縮します。写真から判断して大きさを決め、t0.4車体用方眼紙にケガいたものをベースのt3発泡塩ビ板に貼ります。ベースは厚紙でもアガチス板でも何でもいいのですが、たまたま手元にあって加工もしやすい(カッターで簡単に切れる)発泡塩ビを使いました。
1個ずつ切り離し、大きさと個数を書いた紙にテープで仮止めしておきます。このあとパテを塗って溝埋めと表面の成形をしました。
「おゆまる」で型取りしたブレーキ制御装置は、搭載する車両の床高さに合わせてベース部分の厚みを調整しておきます。左の2つが金属床板を用いる動力車用でベースはそのまま。中央の2つはφ11.5mm車輪のため、木製床板の下面を車体下端より1mm引っ込めて取り付ける予定の動力なしデハとサハ用で、ベースの厚みを1/2に削ったもの。そして右の2つは床板下面と車体下端がツライチとなるクハ用で、ベースを完全に削り取っています。
箱モノ以外の機器は市販パーツで似たものを流用します。一番目立つ主抵抗器は、モデル8のリボン抵抗器が入手難のため、カツミのNo.30000(近鉄ビスタカー用)をベースに改造することにします。上が実車のもの、下が近鉄用です。内部の抵抗体のイメージがやや違うのと、実車は大小2つの大きさがあるなど異なる部分もありますが、雰囲気重視でなるべく少ない改造で済ませることにします。
実車で一番右端に大・小・大と並ぶ部分は、近鉄用の左端の3個をそのまま使います。その隣の小さいものが2個組ずつ2組ある部分は、近鉄用の大きいものに中仕切りを入れて2分割し、これを2組並べることにします。右側が中央に糸鋸で切り込みを入れ、中仕切りを入れているところです。もう1組も同様に作るはずでしたが、予想以上に幅が狭くなってしまったので、余っているラスト1個を半分にして組み合わせたものです。
釣り下げ用の碍子が無い部分があるので、プラ板からそれらしく切り出したものを貼りました。あまりに小さすぎて円形に切るのは大変なので、見える部分だけ丸く削ったU字型のものです。
並べるとこんな感じになります。これをもう1両分作ります。抵抗器も“おゆまる”コピーといきたいところですが、生産終了品以外の型取りコピーはしないことにしています。ただでさえ部品供給が少ないなかで、これ以上メーカーさんの足を引っ張ってはいけませんから。。
ところで、抵抗器の隣にある2つ並んだ機器が最後まで謎だったのですが、いろいろ調べたところ「誘導分流器」という機器であることがわかりました。弱め界磁制御時の突発的な電流変動を抑え、モーターをフラッシュオーバーから守る機器だそうで、その実態はコイルとのことです。こちらのサイトに新品状態の写真が掲載されていて、その形状や色が大変参考になりました。遠目には出っ張りの多い不思議な形をした機器に見えていたのですが、どうやら丸いコイルから引き出された配線ケーブルがそのように見えていたようです。モハ72などの主抵抗器の角を落としてやれば似たものができそうですが、せっかくディティールのわかる写真があるので自作してみようと思います。
よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村