80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

DMHほえる

2013-05-04 01:41:15 | 実物・資料系(現在)
こんばんは。

きのう予告したとおりテッパクへ行って参りました。GW特別イベント「キハ11形式気動車のエンジン始動! 運転室&車内公開」を見て気動車製作に弾みをつけようという作戦です。

いやーそれにしても久々に聴くDMH17Cエンジンの雄叫びはすごかった~(@_@)


まずは順当にニューシャトルの大宮駅ホームにイン。
何気なくホームの端に目をやると、眼下の大宮総合車両センターにこんな車両が置いてあるのを発見!
これって、「ウソ電」が本当に現れたと話題になった湘南色185系のサロじゃぁございませんか? 何で1両だけここに? まさかテッパク収蔵準備でしょうか??



さすが鉄道のまち・大宮。のっけからやってくれますね。

で、ニューシャトルを降りると、今度はテッパクの入口前で167系のモックアップがお出迎えです。これ、以前は中にあったものですよね? 真っ黒な動輪とか台車しかなかった高架下に現れた朱色と黄色のどハデな電車はインパクト十分。
説明書きによると、これは実車のカットモデルではなく、旧交通博物館での展示用に、量産車と同じ部品を使ってわざわざ製作されたものだそうです。度重なる移転で車体がどんどん短くなってしまったとか。そういえば交通博物館で乗った記憶だと客室部分がもっと長かったよなー



GWとあって館内は大混雑。しかしこちらの見たいものは決まってるので、人だかりを尻目にまずは2階の展示室へ。ここでは私の好きな1/20サイズなどの大型模型の特別展が開催されているのです。蒸機、電機、客貨車、電車、気動車といった区分で歴代の名車が展示されています。
交通博物館時代に展示の最前線で脚光を浴びていた車両たちも、鉄博へ来てからは薄暗い収蔵庫の奥に押し込まれ、すっかり精彩を欠いていました。こうして再び陽の目を見るときがやってきたのはとても喜ばしいことです。実車メインとはいえ、こういう展示もぜひ常設コーナーを設けてほしいものです。
ちなみに101系や157系は前からありましたが、153系ってなんか新しいような・・・? 気のせいかな?



なんだかんだで1時間くらい時間をつぶし、本日のメインイベント(個人的にそう思ってるだけ)キハ11の展示場所へ移動。運転室に入ってマスコンをいじるには整理券が必要で、今日の予定数は配布終了とのこと。車内見学は自由にできますが、開始時間までまだ30分くらいあります。実はエンジン始動の瞬間が見たくて早めに来たのですね。案の定エンジンはまだかかっておらずひと安心。
それにしても美しいですね。国鉄時代はキハ11 25として真岡線などで活躍し、その後茨城交通に引き取られた車両。テッパクではこのように、囲いはありませんが屋根付のホームポジションが与えられています。



いわゆるバス窓。サッシはアルミに交換されていますね。開閉窓の上隅のRって結構大きいんだ・・・と理解(^^;



DMH17Cエンジン。うーん、日光モデルのと一緒だ(爆)
やっぱり縦型エンジンて高さがありますね。エンジン吊りフレームがレールぎりぎりなのも、実物を眺めてみて、改めて納得。。



そして時刻は13時50分。予定よりちょっと早めにエンジンがかかるようです。さっそくデジカメをビデオモードにセットしてICレコーダーもスイッチオン。
そして・・・「じゃあ回しまーす」の掛け声とともにエンジンスタート!



どうですか? アイドリングはカラカラいってるのに、フルノッチの吹け上がりはとても年代モノとは思えませんね。
しばらくは柵にかじりつくように聞きほれてました(^^;;;


車内もよく整備されています。JNRマーク付きの扇風機がゆるゆると首を振っていい感じ。



現代の感覚でいくと1.5人掛けくらいのボックスシート。でも肘掛けがないのであまり窮屈さは感じません。
台車が簡易構造だからか、ブレーキかけるとこのシートの上でお尻がポンポン跳ねるんですよね~。



床に並ぶ点検ブタも縦型エンジン車の必須アイテム。つい開けてみたい衝動に駆られます(^^;



ぶっとい排気管も懐かしい。しかし、ぶっといのにはわけがあるようなのです。



排気管部分を車外からみたのがこの写真。屋根上の排気口の部分になにやらベンチレーターみたいなものが載ってますよね。20系や58系にはみられないもので、大いに気になっていたのですが、今日スタッフの方に聞いて疑問が解決しました。
これはまさにガーランド形ベンチレーターなのだそうです。ただ、排気そのものを吸い出すのではなく、排気管の周りの空気を吸い出すのだとか。排気管はとても高熱になるため、排気管の周りには床から屋根まで見通せるような空間が開いているそうです。列車が走るとベンチレーション効果でこの空気が吸い出され、排気管が冷却される仕組みだそうです。よくできてますね。



そのほかヘッドライトやオデコまわり、乗務員ドアの位置(側板とツライチが正解)などキハ51を製作する上で確認したかったところをひととおりチェックし、大きな修正点がないことを確認しました。しかしブタ鼻ライトって先端部だけ広がってるんですねー。これは無視だな・・・(^^;



それにしても1時間半の間に何人がマスコンを握るのか知りませんが、空ぶかしだけでオーバーヒートしないものかと余計な心配をしてしまいます。先ほどのスタッフさんに聞いてみると「あまり好ましいことじゃないですよね・・・」と。イベント中はこうしてオイルの状態を見たり、エンジン本体に触って温度の具合を見たりする姿がしばしば見られました。願わくば5日の最終日までノートラブルで咆え続けてほしいものです。



ということで、英気を養ったところで引き続き仕上げにまい進!
(1次研磨を終えてサフ吹きをしたところ)



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2 コメント

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キハ11 (相原言)
2013-05-05 18:03:28
こんなイベントが有ったんですね。
鉄博のキハ11は以前から気になっていました。
短い区間でも動態で展示してくれたらと思います。
やっぱ、気動車、良いっすね。
ありがとうございました。<(_ _)>
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Re: キハ11 (isao)
2013-05-05 21:52:26
相原言さん、こんばんは。
>鉄博のキハ11は以前から気になっていました。
私もです。いつも奥のほうにいて近づけないので残念に思っていました。
今回は残念ながら走行はしませんでしたが、スタッフの方、特に整備担当者は走らせたくてウズウズしているようでした。

>やっぱ、気動車、良いっすね。
そうですね。いすみ鉄道のキハ52、28も早く乗りに行きたいのですが、まずは手元の模型の完成を急ぎたいと思います。
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