サーモキングの冷凍機TS-200を作っていきます。
(cold-truck.com より)
この捉えどころのない形態をどう作っていくか考えた結果、積層構造でいける!という結論に至りました。両サイドの通風スリットと中央の飾りの凹みが横一直線になっているところがミソです。スリットや凹みがある部分と無い部分を交互に重ねていけばそれらしいものが出来上がるはず!
PC上で原図を作成します。7層に分割することにして、まずフロントカウルの一番底辺の形を描き、相似変形しながら少しずつ高さを低くしたものを6枚コピペします。6枚目がカウルの天井部分になります。
これを7枚に分割します。縦の線はスリットや飾りの凹みの位置を表します。
シールにプリントしてt0.5プラ板に貼ります。切り込みを入れる部分に○を書いておきます。×は切り込みを入れない層です。
1層ずつカッターで切り抜き、順番が狂わないよう、切り抜いた順番にどんどん貼り重ねていきます。フリーハンドで切っているので仕上がりがちと心配・・・。
7層を貼り終えたところ。案の定、縦の線が揃ってませんなぁ。。泣
まあでもなんとなく形にはなってるので目論見は成功ということで先に進みます。
カウルの両サイドの部分を貼ります。段差の特にひどい“鼻先”の部分だけパテを盛っておきました。
下側の部分を貼ります。少し大きめに切り抜いたものを現物合わせで削り込んでなんとか合わせました。隅の部分に三角形の空洞が残っていますので、整形の段階でプラ片をパテで埋めます。
冒頭の写真をご覧いただくとわかるように、このユニットの天板の半分以上は放熱のためか開口していてメッシュで保護されています。雨とか雪が入り放題なのに大丈夫なんでしょうか??模型ではシースルーにすると中身を作らなくてはならなくなるので、このように真鍮網目板を貼って黒く塗ることでそれらしく見せることにしました。
どうでしょう。荒っぽいですが、まあ似たものが出来たのでよしとしましょう。難関は突破できたのであとは仕上げを頑張るのみ。ちなみにコンテナの妻面にはt1.2プラ板から切り出した燃料タンク(だと思う)を貼り、φ1真鍮線で給油口も表現しました。
ここで、コープコンテナに食料品を積んでいる動画がありましたので、参考までに共有しておきます。
35分25秒あたりからと、44分15秒あたりから興味深い作業が観られます。
JSVideo Güterverkehr der Rhätischen Bahn Vol. 1
一部を抜粋してみます。まずこれは荷捌き場からコンテナに食料品を積み込んでいるところ。パレットに載せて手押しフォークリフトで積み込んでいます。品物は常温品のようで、コンテナ全体が冷凍・冷蔵対応ではないようです。
入って右側に仕切り壁が見えます。ここは冷凍機の裏側になるので、どうやらこの向こう側が冷蔵・冷凍区画になっているようです。この壁は動かせるようです。
コンテナにケーブルが繋がれています。停車中は地上から給電しているようです。初期のリーファーコンテナの冷凍機はエンジン駆動ではなく、貨車にも暖房用の引き通し回路を通し、そこから給電していたようです。小型エンジンで個別に駆動する冷凍機が普及し、この引き通し回路は撤去されつつあるとのこと。当初、この2軸フラットカーを「Lb-v」と書いていましたが、この「-v」が引き通し付きを表すそうで、撤去された車から「Lb」に書き換えられているようです。
さて、この人はリモコンのようなものを持って何をしているのでしょうか。正解は貨車の移動です。最初、リモコン操作で動く入替え機関車があるのかスゲー!と思いましたがそうではなく、線路わきに設置されたケーブルを使って貨車を移動しているようです。詳しくは動画をご覧ください。
貨車とケーブルはこのようにチェーンで結ばれています。貨車のフレームのサイドにある頭が黄色く塗られた突起はこうして構内移動するためのものでした。検修時に吊り上げるためのものかと思っていたので目からウロコ状態です。
この動画はレーティッシュ鉄道の貨物輸送について紹介する動画(3部作?)のようで、この他にも有蓋車、タンク車など様々な貨車が活躍するようすが描かれています。ナレーションがドイツ語ですが、観ているだけでも楽しいので、興味のある方はこの週末にでもぜひイッキ観してください。
JSVideo Güterverkehr der Rhätischen Bahn Vol 2
JSVideo Rhb Güterzüge 3. Holzverlad, Öl transport und Rangieren
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(cold-truck.com より)
この捉えどころのない形態をどう作っていくか考えた結果、積層構造でいける!という結論に至りました。両サイドの通風スリットと中央の飾りの凹みが横一直線になっているところがミソです。スリットや凹みがある部分と無い部分を交互に重ねていけばそれらしいものが出来上がるはず!
PC上で原図を作成します。7層に分割することにして、まずフロントカウルの一番底辺の形を描き、相似変形しながら少しずつ高さを低くしたものを6枚コピペします。6枚目がカウルの天井部分になります。
これを7枚に分割します。縦の線はスリットや飾りの凹みの位置を表します。
シールにプリントしてt0.5プラ板に貼ります。切り込みを入れる部分に○を書いておきます。×は切り込みを入れない層です。
1層ずつカッターで切り抜き、順番が狂わないよう、切り抜いた順番にどんどん貼り重ねていきます。フリーハンドで切っているので仕上がりがちと心配・・・。
7層を貼り終えたところ。案の定、縦の線が揃ってませんなぁ。。泣
まあでもなんとなく形にはなってるので目論見は成功ということで先に進みます。
カウルの両サイドの部分を貼ります。段差の特にひどい“鼻先”の部分だけパテを盛っておきました。
下側の部分を貼ります。少し大きめに切り抜いたものを現物合わせで削り込んでなんとか合わせました。隅の部分に三角形の空洞が残っていますので、整形の段階でプラ片をパテで埋めます。
冒頭の写真をご覧いただくとわかるように、このユニットの天板の半分以上は放熱のためか開口していてメッシュで保護されています。雨とか雪が入り放題なのに大丈夫なんでしょうか??模型ではシースルーにすると中身を作らなくてはならなくなるので、このように真鍮網目板を貼って黒く塗ることでそれらしく見せることにしました。
どうでしょう。荒っぽいですが、まあ似たものが出来たのでよしとしましょう。難関は突破できたのであとは仕上げを頑張るのみ。ちなみにコンテナの妻面にはt1.2プラ板から切り出した燃料タンク(だと思う)を貼り、φ1真鍮線で給油口も表現しました。
ここで、コープコンテナに食料品を積んでいる動画がありましたので、参考までに共有しておきます。
35分25秒あたりからと、44分15秒あたりから興味深い作業が観られます。
JSVideo Güterverkehr der Rhätischen Bahn Vol. 1
一部を抜粋してみます。まずこれは荷捌き場からコンテナに食料品を積み込んでいるところ。パレットに載せて手押しフォークリフトで積み込んでいます。品物は常温品のようで、コンテナ全体が冷凍・冷蔵対応ではないようです。
入って右側に仕切り壁が見えます。ここは冷凍機の裏側になるので、どうやらこの向こう側が冷蔵・冷凍区画になっているようです。この壁は動かせるようです。
コンテナにケーブルが繋がれています。停車中は地上から給電しているようです。初期のリーファーコンテナの冷凍機はエンジン駆動ではなく、貨車にも暖房用の引き通し回路を通し、そこから給電していたようです。小型エンジンで個別に駆動する冷凍機が普及し、この引き通し回路は撤去されつつあるとのこと。当初、この2軸フラットカーを「Lb-v」と書いていましたが、この「-v」が引き通し付きを表すそうで、撤去された車から「Lb」に書き換えられているようです。
さて、この人はリモコンのようなものを持って何をしているのでしょうか。正解は貨車の移動です。最初、リモコン操作で動く入替え機関車があるのかスゲー!と思いましたがそうではなく、線路わきに設置されたケーブルを使って貨車を移動しているようです。詳しくは動画をご覧ください。
貨車とケーブルはこのようにチェーンで結ばれています。貨車のフレームのサイドにある頭が黄色く塗られた突起はこうして構内移動するためのものでした。検修時に吊り上げるためのものかと思っていたので目からウロコ状態です。
この動画はレーティッシュ鉄道の貨物輸送について紹介する動画(3部作?)のようで、この他にも有蓋車、タンク車など様々な貨車が活躍するようすが描かれています。ナレーションがドイツ語ですが、観ているだけでも楽しいので、興味のある方はこの週末にでもぜひイッキ観してください。
JSVideo Güterverkehr der Rhätischen Bahn Vol 2
JSVideo Rhb Güterzüge 3. Holzverlad, Öl transport und Rangieren
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