マヤ20の製作記に戻ります。
床板は木製ですが、KATOのプラ台車を使っているので集電関係は基本的にプラ完成車の構造に合わせます。集電板に相当するものは台車付近だけの短いものを燐青銅板で作り、床板に穴を開けて台車の“集電ツノ”に当たるように落とし込みます。集電板の中間部に相当するものはφ0.6mm真鍮線で、これを床板に掘った溝に埋め込んで前後の台車を電気的に結んであります。
集電部を拡大するとこんな感じ。写真は後位側で、ラグ板は、ここにM2ネジを差し込んでライト配線用の接点にするためのものです。
車体内側にモールドされている突起はすべて削り、代わって床板取付用のアングルをデッキ付近の4か所に接着しM2タップを立てておきます。
端梁はt0.5プラ板から切り出したものを床板に貼り、さらにエコーの自連用胴受けを接着してあります。これは機関車とつながる後位側で、カプラーはケーディーの#5を使いました。ポケットが薄いので台車とのクリアランスは十分取れています。
ナロネ21とつながる前位側はKATOの密自連を取り付けます。伸縮機構付きだとスペース的に苦しいのでカプラーポケット部分だけ外して使います。両側のツメを外してポケットを開けるとカプラー本体が出てくるので、お尻から出ているストッパーをカットしてカプラーが首を振るようにします。
ちょっときついですがKATOカプラー(自連)に使われている復元ばね(おむすび型の金属板)がそのまま入りますので、これとカプラー本体をポケットに収めてカバーを閉じます。
こちらも端梁はプラ板から自作したものですが、ステップが付くので、それに合わせた形に切り出しています。カプラーはM2ネジ2本で床板に固定。台車と干渉するので、カプラーポケットと台車の双方を削って当たらないように調整しました。
ステップはプラ片を組み合わせてでっちあげ。
上から見るとこんな感じで、踏板を支える両サイドの板が優雅なカーブを描いているところをざっくり表現してみました。
そしてこちら側には客車に給電するためのジャンパ栓が付きます。KATOの20系の完成品を見ると3連の小さなジャンパ栓が両栓構造で付いていて、なんだかおもちゃっぽいなぁ(笑)と思っていたのですが、実はこれ、KE2形というれっきとしたジャンパ連結器でした。三相交流600Vを送るため各相1コの栓を3つ連結したもので、こちらのサイトに分かりやすい写真があります。
そのものズバリのパーツは無いと思われるので、エコーのホワイトメタル製(単連と2連)の両サイドを削り込んで3連にしたものを台座の上に接着しました。
塗装後の写真がこちらです。単連と2連で微妙に形と大きさが違うの途中で気付きましたが、床下にぶら下げて黒く塗ってしまえば分からんだろう・・・ということで強行突破しました。
後位側は機関車とつなぐブレーキ管とMR管(元空気ダメ引き通し)のみなので、ユーザー取付パーツの余りから良さげなものをみつくろって取り付けました。通常はこれに加えて電磁指令ブレーキ回路を引き通すためのKE72形というジャンパ栓が付くのですが、長崎・佐世保線内は高速運転をせず、カマも高速対応していないDD51が牽引するということで設置されなかったそうです。不鮮明な写真を穴があくまで探したのに見つからなかったのはそういうことだったのか!ヤホー知恵袋もたまには役に立つもんだww
念のため連結面間隔とカプラー高さをチェック。ちょっと間隔は攻めすぎたかも。ナロネ側の伸縮機構が頑張ってくれるしマヤは折妻だし・・・と油断していたらハシゴと配電盤が出っ張ていることをすっかり忘れていました。まあなんとかなるっしょ。。
シルバーに塗った燃料タンクを取り付けます。
下回りはこれでほぼ完成。あとはボディの仕上げと塗装ですが、塗装は他の改造20系(ナハネフ23改造ナハネ20×2&ナハネフ21)と一緒にまとめてやった方が効率的だしなぁ、、でも改造を待ってたら年が明けるしなあ、、などなど思案中。
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床板は木製ですが、KATOのプラ台車を使っているので集電関係は基本的にプラ完成車の構造に合わせます。集電板に相当するものは台車付近だけの短いものを燐青銅板で作り、床板に穴を開けて台車の“集電ツノ”に当たるように落とし込みます。集電板の中間部に相当するものはφ0.6mm真鍮線で、これを床板に掘った溝に埋め込んで前後の台車を電気的に結んであります。
集電部を拡大するとこんな感じ。写真は後位側で、ラグ板は、ここにM2ネジを差し込んでライト配線用の接点にするためのものです。
車体内側にモールドされている突起はすべて削り、代わって床板取付用のアングルをデッキ付近の4か所に接着しM2タップを立てておきます。
端梁はt0.5プラ板から切り出したものを床板に貼り、さらにエコーの自連用胴受けを接着してあります。これは機関車とつながる後位側で、カプラーはケーディーの#5を使いました。ポケットが薄いので台車とのクリアランスは十分取れています。
ナロネ21とつながる前位側はKATOの密自連を取り付けます。伸縮機構付きだとスペース的に苦しいのでカプラーポケット部分だけ外して使います。両側のツメを外してポケットを開けるとカプラー本体が出てくるので、お尻から出ているストッパーをカットしてカプラーが首を振るようにします。
ちょっときついですがKATOカプラー(自連)に使われている復元ばね(おむすび型の金属板)がそのまま入りますので、これとカプラー本体をポケットに収めてカバーを閉じます。
こちらも端梁はプラ板から自作したものですが、ステップが付くので、それに合わせた形に切り出しています。カプラーはM2ネジ2本で床板に固定。台車と干渉するので、カプラーポケットと台車の双方を削って当たらないように調整しました。
ステップはプラ片を組み合わせてでっちあげ。
上から見るとこんな感じで、踏板を支える両サイドの板が優雅なカーブを描いているところをざっくり表現してみました。
そしてこちら側には客車に給電するためのジャンパ栓が付きます。KATOの20系の完成品を見ると3連の小さなジャンパ栓が両栓構造で付いていて、なんだかおもちゃっぽいなぁ(笑)と思っていたのですが、実はこれ、KE2形というれっきとしたジャンパ連結器でした。三相交流600Vを送るため各相1コの栓を3つ連結したもので、こちらのサイトに分かりやすい写真があります。
そのものズバリのパーツは無いと思われるので、エコーのホワイトメタル製(単連と2連)の両サイドを削り込んで3連にしたものを台座の上に接着しました。
塗装後の写真がこちらです。単連と2連で微妙に形と大きさが違うの途中で気付きましたが、床下にぶら下げて黒く塗ってしまえば分からんだろう・・・ということで強行突破しました。
後位側は機関車とつなぐブレーキ管とMR管(元空気ダメ引き通し)のみなので、ユーザー取付パーツの余りから良さげなものをみつくろって取り付けました。通常はこれに加えて電磁指令ブレーキ回路を引き通すためのKE72形というジャンパ栓が付くのですが、長崎・佐世保線内は高速運転をせず、カマも高速対応していないDD51が牽引するということで設置されなかったそうです。不鮮明な写真を穴があくまで探したのに見つからなかったのはそういうことだったのか!ヤホー知恵袋もたまには役に立つもんだww
念のため連結面間隔とカプラー高さをチェック。ちょっと間隔は攻めすぎたかも。ナロネ側の伸縮機構が頑張ってくれるしマヤは折妻だし・・・と油断していたらハシゴと配電盤が出っ張ていることをすっかり忘れていました。まあなんとかなるっしょ。。
シルバーに塗った燃料タンクを取り付けます。
下回りはこれでほぼ完成。あとはボディの仕上げと塗装ですが、塗装は他の改造20系(ナハネフ23改造ナハネ20×2&ナハネフ21)と一緒にまとめてやった方が効率的だしなぁ、、でも改造を待ってたら年が明けるしなあ、、などなど思案中。
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ありがとうございます。もしダメそうなら試してみたいと思います。
実は12系の連結面間隔が開きすぎなのが気になって、自連をすべてIMONの密自連に代えるべく、ちょうどHO-231を買い込んだところなので。