最近チラホラ見聞きしていた「線路設備モニタリング装置」。営業列車として走りながら軌道の変位やレール締結装置の状況などを自動的にモニタリングする装置だそうで、自分の模型的にはあまり関係ないかなと思っていたら、先日着手しかけた211系のN601編成にはこれが搭載されていると知り、とりあえずどんなものか見ておこうと昨日ですが1時間弱かけて高尾駅まで行ってきました。
自身の模型製作のための備忘録としてUPするものなので、興味ない方は読み飛ばしていただければ幸いです。
同装置はN601編成の場合、下り甲府・松本方面行き列車の先頭となるクハ210-1に取り付けられているとのこと。当日の運用情報サイトを確認したところ、高尾発17:45の甲府行543Mに間に合いそうだったのでカメラ抱えて出撃。
高尾駅の下り列車は駅舎から最も遠い(京王線寄りの)4番線がメインになっているので、ここに入線してしまうと発車待ちの間に床下を見たり撮影したりすることが困難です。この543Mも折り返し時間5分だったのでまずホームからの撮影は無理と判断し、相模湖寄りにある踏切で撮影する予定でしたが、快速電車が高尾駅に着く直前のアナウンスで「甲府行きは3番線」との案内があり、しめた!少なくとも片側はホームから撮れる!!とニンマリしたのでした。
これが高尾駅3番線で発車待ちをする543Mの211系N601編成で、先頭がお目当てのクハ210-1です。すべてトップナンバーで編成された6連。
1-3位側から見ていきます。右側の大きな箱が「軌道変位測定装置」の制御ユニット。WEBで見かけた写真ではやけに大きなバッテリー状の箱があるな・・・という印象でしたが、形状的にはまさにそんな感じでした。左手のGS(接地スイッチ)を挟んで左端に見えているのが「軌道変位測定装置」の本体で、これは2基セットで搭載されるうちの1基です。形態的には枕木方向に長いハコモノです。
さらに見ていくと、水タンクの後ろに「軌道変位測定装置」の2基目の本体があり、形状は同じハコモノのようですが、ケーブルの引出しが半端なくもじゃもじゃしていて表現が難しそうです。そして大きな懸架フレームに吊るされた、細かい放熱フィンのようなものがついた丸い機器は「キロ程補正装置(データ・デポ)」だそうで、文字通り車両の現在位置を把握して補正するための機器とのこと。これはディティールフルでハードルが高そうですね。
反対の2-4位側は踏切から撮影したものでちょっと不鮮明です。まず運転台(左)に近い側から、形式番号の真下にある四角い箱が各装置の電源などを収納した「機器箱」、その右隣が1基目の「軌道変位測定装置」の反対側です。ケーブルのもじゃもじゃがこちらにあります。それ以外の箱は元からあったもの(場所は移動?)です。
水タンクを挟んで後位寄りに2基目の「軌道変位測定装置」と「キロ程補正装置(データ・デポ)」が見えます。後者は左右対称に1対設けられていることになります。奥の方に見える箱は中間連結器収納箱で元々の位置と変更ないようです。
線路設備モニタリング装置の構成機器には、このほか「軌道材料モニタリング装置」というものがあるようですが、このクハ210-1には積まれていませんでした。特徴的な形をした大きな装置なので、あれば目立つはずです。
線路設備モニタリング装置について詳しくお知りになりたい方は以下をご参照ください。
・線路設備モニタリング装置の本格導入について(JR東日本ニュース:PDF)
・線路設備モニタリング((株)日本線路技術)
・線路モニタリング装置取付改造(総合車両製作所:PDF)
・軌道材料モニタリング装置((株)日本線路技術:PDF)
実車を見学し模型化を念頭に置いた感想としては、「キロ程補正装置(データ・デポ)」のハードルが高いほかは「箱」でいけるのかなといった感じです。N601編成以外の機器非搭載編成にするか搭載前の姿にすれば思い悩むことはないのですが、トップナンバー編成の最新の姿も捨てがたいのでしばらく悩んでみようと思います。
ちなみにNゲージ用の3Dパーツを頒布しておられる方もいらっしゃるので、1/80で出力してもらえないか打診する手もあるかと思ってますが、お値段もそれなりにハネ上がると思うので、まあどうしますかね。。。
あと余談ですが、床下を眺めていてやはり気になったのがBLMGの形状です。アクラスのはこうなってますが、205系用の設計をそのまま流用しているので冷却風取込み用のフィルター箱がついています。
実車は戸袋を経て幕板部のガラリから取り込んでいるのでこうなっています。見た目の差が大きいのでここも修正必須ですね。
ということで、わざわざ床下ごときで電車乗って見に行く必要ありますか?てな案件ですが、工作台に向かいっぱなしというのも味気ないので良い気分転換になりました。日が傾き始めた高尾駅を後に甲府へ向けて出発するN601編成。またどこかで会おう!
自身の模型製作のための備忘録としてUPするものなので、興味ない方は読み飛ばしていただければ幸いです。
同装置はN601編成の場合、下り甲府・松本方面行き列車の先頭となるクハ210-1に取り付けられているとのこと。当日の運用情報サイトを確認したところ、高尾発17:45の甲府行543Mに間に合いそうだったのでカメラ抱えて出撃。
高尾駅の下り列車は駅舎から最も遠い(京王線寄りの)4番線がメインになっているので、ここに入線してしまうと発車待ちの間に床下を見たり撮影したりすることが困難です。この543Mも折り返し時間5分だったのでまずホームからの撮影は無理と判断し、相模湖寄りにある踏切で撮影する予定でしたが、快速電車が高尾駅に着く直前のアナウンスで「甲府行きは3番線」との案内があり、しめた!少なくとも片側はホームから撮れる!!とニンマリしたのでした。
これが高尾駅3番線で発車待ちをする543Mの211系N601編成で、先頭がお目当てのクハ210-1です。すべてトップナンバーで編成された6連。
1-3位側から見ていきます。右側の大きな箱が「軌道変位測定装置」の制御ユニット。WEBで見かけた写真ではやけに大きなバッテリー状の箱があるな・・・という印象でしたが、形状的にはまさにそんな感じでした。左手のGS(接地スイッチ)を挟んで左端に見えているのが「軌道変位測定装置」の本体で、これは2基セットで搭載されるうちの1基です。形態的には枕木方向に長いハコモノです。
さらに見ていくと、水タンクの後ろに「軌道変位測定装置」の2基目の本体があり、形状は同じハコモノのようですが、ケーブルの引出しが半端なくもじゃもじゃしていて表現が難しそうです。そして大きな懸架フレームに吊るされた、細かい放熱フィンのようなものがついた丸い機器は「キロ程補正装置(データ・デポ)」だそうで、文字通り車両の現在位置を把握して補正するための機器とのこと。これはディティールフルでハードルが高そうですね。
反対の2-4位側は踏切から撮影したものでちょっと不鮮明です。まず運転台(左)に近い側から、形式番号の真下にある四角い箱が各装置の電源などを収納した「機器箱」、その右隣が1基目の「軌道変位測定装置」の反対側です。ケーブルのもじゃもじゃがこちらにあります。それ以外の箱は元からあったもの(場所は移動?)です。
水タンクを挟んで後位寄りに2基目の「軌道変位測定装置」と「キロ程補正装置(データ・デポ)」が見えます。後者は左右対称に1対設けられていることになります。奥の方に見える箱は中間連結器収納箱で元々の位置と変更ないようです。
線路設備モニタリング装置の構成機器には、このほか「軌道材料モニタリング装置」というものがあるようですが、このクハ210-1には積まれていませんでした。特徴的な形をした大きな装置なので、あれば目立つはずです。
線路設備モニタリング装置について詳しくお知りになりたい方は以下をご参照ください。
・線路設備モニタリング装置の本格導入について(JR東日本ニュース:PDF)
・線路設備モニタリング((株)日本線路技術)
・線路モニタリング装置取付改造(総合車両製作所:PDF)
・軌道材料モニタリング装置((株)日本線路技術:PDF)
実車を見学し模型化を念頭に置いた感想としては、「キロ程補正装置(データ・デポ)」のハードルが高いほかは「箱」でいけるのかなといった感じです。N601編成以外の機器非搭載編成にするか搭載前の姿にすれば思い悩むことはないのですが、トップナンバー編成の最新の姿も捨てがたいのでしばらく悩んでみようと思います。
ちなみにNゲージ用の3Dパーツを頒布しておられる方もいらっしゃるので、1/80で出力してもらえないか打診する手もあるかと思ってますが、お値段もそれなりにハネ上がると思うので、まあどうしますかね。。。
あと余談ですが、床下を眺めていてやはり気になったのがBLMGの形状です。アクラスのはこうなってますが、205系用の設計をそのまま流用しているので冷却風取込み用のフィルター箱がついています。
実車は戸袋を経て幕板部のガラリから取り込んでいるのでこうなっています。見た目の差が大きいのでここも修正必須ですね。
ということで、わざわざ床下ごときで電車乗って見に行く必要ありますか?てな案件ですが、工作台に向かいっぱなしというのも味気ないので良い気分転換になりました。日が傾き始めた高尾駅を後に甲府へ向けて出発するN601編成。またどこかで会おう!
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