この週末は客車の整理と、買ってそのままになっていたTOMIXの475系新北陸色(特別企画品)の入線整備を行いました。
客車の整理とはプラ客車の元箱を捨て、編成ごとに化粧箱へ詰め合わせる作業です。9割方がKATOのオハ35系とスハ43系で、一部のスハ43はAssyのTR23に履き替えてオハ47化しました。
すでに箱詰めしてある準急アルプスに加え、急行越前、夜行鈍行ながさきの10系寝台併結列車と、磐越西線、中央東線、奥羽本線、氷見線(←笑)のローカル客レが“なんとなく出来上がった気持ち”になったわけですが、実際は各編成ともまだ未改造タネ車が混じっていたり、不足車両のところが空席になっていたりするので、残念ながらただちに編成を組んで走らせることはできません。もうひと踏んばりです。
で、本題の475系について行った作業は次のとおりです。
①対象編成(形式番号)決め
②ユーザー取付パーツの取り付けとインレタ貼り込み(475系編成)
③457系化のためのベンチレーター移設
①の対象編成決めですが、これがなかなかエグい作業です。
ひとくくりに「475系」と言われていますが、実際は471系(ただし主電動機はMT54に換装済み)、475系、457系の3種類があり、各車とも更新・延命工事を何度も重ねているため、旧型国電さながらの形態バリエーションが生まれていました。
一方、製品は「ベンチレーター撤去前の1990年頃を想定した形態」とされたサハ455を含む6連です。
当初は、仕事の関係で出張の際にたびたび乗ることが多かった2010年頃の最晩年の姿、すなわちベンチレーターもすべて撤去した姿に改造しようかとも考えていたのですが、どうやらベンチレーター撤去だけでは済まないことがわかったのでやめました。
ようやく空が白み始めた雪の直江津駅にたたずむ475系と485系。まず一見して分かるのは「シールドビーム」化されています。もちろん製品は大目玉です。
(クモハ475-17ほか3連/2011.1.24,直江津駅)
側窓です。車体がバッチイのは置いといて、これはうかつにも最近まで全然気づいてなかったのですがユニットサッシが四角四面のものに交換されています。こんな接写していながらなんで気付かなかったんだろう・・・。
(モハ474-17/2011.1.24,直江津駅)
これらは延命NBと呼ばれる延命工事によってなされたとのことで、未施工編成あるいは施工前の年代設定でいくことにすれば問題ないでしょう。実際、今回同時に発売された3連バージョンは大目玉&サッシ交換前&ベンチレーター撤去後という姿なので、うまく編成を選べばいいわけですが、そこまでして6両分のベンチレーター削ってパテ盛りするのもナンだなぁ..ということで、今回はそのままの姿でいくことにしました。
しかし後述のとおり、別の理由で3両分の屋根をゴリゴリすることになるのですが。。
で、ネット情報などいろいろ参考にさせていただいた結果、次のとおり475系と457系の混結編成とすることにしました。457系は交直に加え交流50・60ヘルツ両用の3電源対応とした交直両用急行形電車の最終形と言われるグループです。
↑金沢・富山
クハ455-65
モハ456-18(M)
クモハ457-18
サハ455-8
モハ474-15
クモハ475-15
↓糸魚川・直江津
次いで②のサハを含む直江津寄り3連。これは475系としたので付属パーツを使って粛々と仕上げるだけです。とはいえ、これだけのパーツがあるといささかげんなりします。
左の袋に入っている黒いものは水タンクや循環式汚物タンクで、購入状態ではすべて後付けパーツとなっていました。トイレの使用停止にともなって後年は撤去された車も多いので「お好みで」と説明書には書かれていますが、選り好みできるほどの知識ありませんて。。しかも鋼製かFRP製かも「お好みで」ってもぉ~!笑
最晩年の写真ではモハ474以外はいずれも存置されているように見えるので、クモハ475-15とサハ455-8に取り付けました。
実は、モハとサハはインレタを貼る程度であっという間に終わってしまうのです。工作の98%はこのクモハ475の前頭部に集中します。手すり、ワイパー、検電アンテナ、列車無線アンテナ、ジャンパ栓(ホース)、連結器カバーなどなど・・・を付けて完成。列車無線アンテナとジャンパ栓は専用治具を使って穴あけが必要です。
まずはサハ入り3連の入線整備完了♪
最後に③金沢寄りの3連ですが、これはちょっと気分を変えて457系としました。3電源対応のため床下の主変圧器の型式が違うらしいのですが、こと車体に関しては475系と変わらないのでそのまま投入~・・・とはなりませんでした。(なぬ!?)
(富山駅に停車中のクモハ457-16ほか3連/2013.4.20撮影)
先に書いたように457系は急行形兄弟の末っ子。なので「新製冷房車」なんですね。ベンチレーター配置が製品の冷房改造車と異なっています。3両分の屋根を結局ゴリゴリするハメになったのはこのためです。
この写真のように移動・撤去しますが、中段のモハ456はセンター配置からサイド配置に変更となるため製品のパーツは再利用できず、別パーツを用意する必要があります。457系は延命NB工事されずに廃車されたようなので、このままの姿でベンチレーターだけ撤去してもいいのですが、乗りかかった船、ベンチレーター移動に萌えたいと思います。(燃えるの最上級表現)
ベンチレーター、クーラー、パンタ、高圧機器類をすべて外してビニール袋へ保管。
ニッパーとカッターで台座をさくっとカット、カット、カット!!
クモハとクハの3組あるサイドベンチレーターのうち前位のものは存置、後位のもの(写真では右側)は元の片穴を活用し1/2だけ後方へ移動させます。
中央のもの(写真では左側)も片穴移動でいけるかと思ったのですが微妙に足りなかったため、2穴とも削って完全移動させます。
元の穴をプラ片で埋めてパテを盛ったところ。客車の整理に時間を取られたので本日はここまで。
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客車の整理とはプラ客車の元箱を捨て、編成ごとに化粧箱へ詰め合わせる作業です。9割方がKATOのオハ35系とスハ43系で、一部のスハ43はAssyのTR23に履き替えてオハ47化しました。
すでに箱詰めしてある準急アルプスに加え、急行越前、夜行鈍行ながさきの10系寝台併結列車と、磐越西線、中央東線、奥羽本線、氷見線(←笑)のローカル客レが“なんとなく出来上がった気持ち”になったわけですが、実際は各編成ともまだ未改造タネ車が混じっていたり、不足車両のところが空席になっていたりするので、残念ながらただちに編成を組んで走らせることはできません。もうひと踏んばりです。
で、本題の475系について行った作業は次のとおりです。
①対象編成(形式番号)決め
②ユーザー取付パーツの取り付けとインレタ貼り込み(475系編成)
③457系化のためのベンチレーター移設
①の対象編成決めですが、これがなかなかエグい作業です。
ひとくくりに「475系」と言われていますが、実際は471系(ただし主電動機はMT54に換装済み)、475系、457系の3種類があり、各車とも更新・延命工事を何度も重ねているため、旧型国電さながらの形態バリエーションが生まれていました。
一方、製品は「ベンチレーター撤去前の1990年頃を想定した形態」とされたサハ455を含む6連です。
当初は、仕事の関係で出張の際にたびたび乗ることが多かった2010年頃の最晩年の姿、すなわちベンチレーターもすべて撤去した姿に改造しようかとも考えていたのですが、どうやらベンチレーター撤去だけでは済まないことがわかったのでやめました。
ようやく空が白み始めた雪の直江津駅にたたずむ475系と485系。まず一見して分かるのは「シールドビーム」化されています。もちろん製品は大目玉です。
(クモハ475-17ほか3連/2011.1.24,直江津駅)
側窓です。車体がバッチイのは置いといて、これはうかつにも最近まで全然気づいてなかったのですがユニットサッシが四角四面のものに交換されています。こんな接写していながらなんで気付かなかったんだろう・・・。
(モハ474-17/2011.1.24,直江津駅)
これらは延命NBと呼ばれる延命工事によってなされたとのことで、未施工編成あるいは施工前の年代設定でいくことにすれば問題ないでしょう。実際、今回同時に発売された3連バージョンは大目玉&サッシ交換前&ベンチレーター撤去後という姿なので、うまく編成を選べばいいわけですが、そこまでして6両分のベンチレーター削ってパテ盛りするのもナンだなぁ..ということで、今回はそのままの姿でいくことにしました。
しかし後述のとおり、別の理由で3両分の屋根をゴリゴリすることになるのですが。。
で、ネット情報などいろいろ参考にさせていただいた結果、次のとおり475系と457系の混結編成とすることにしました。457系は交直に加え交流50・60ヘルツ両用の3電源対応とした交直両用急行形電車の最終形と言われるグループです。
↑金沢・富山
クハ455-65
モハ456-18(M)
クモハ457-18
サハ455-8
モハ474-15
クモハ475-15
↓糸魚川・直江津
次いで②のサハを含む直江津寄り3連。これは475系としたので付属パーツを使って粛々と仕上げるだけです。とはいえ、これだけのパーツがあるといささかげんなりします。
左の袋に入っている黒いものは水タンクや循環式汚物タンクで、購入状態ではすべて後付けパーツとなっていました。トイレの使用停止にともなって後年は撤去された車も多いので「お好みで」と説明書には書かれていますが、選り好みできるほどの知識ありませんて。。しかも鋼製かFRP製かも「お好みで」ってもぉ~!笑
最晩年の写真ではモハ474以外はいずれも存置されているように見えるので、クモハ475-15とサハ455-8に取り付けました。
実は、モハとサハはインレタを貼る程度であっという間に終わってしまうのです。工作の98%はこのクモハ475の前頭部に集中します。手すり、ワイパー、検電アンテナ、列車無線アンテナ、ジャンパ栓(ホース)、連結器カバーなどなど・・・を付けて完成。列車無線アンテナとジャンパ栓は専用治具を使って穴あけが必要です。
まずはサハ入り3連の入線整備完了♪
最後に③金沢寄りの3連ですが、これはちょっと気分を変えて457系としました。3電源対応のため床下の主変圧器の型式が違うらしいのですが、こと車体に関しては475系と変わらないのでそのまま投入~・・・とはなりませんでした。(なぬ!?)
(富山駅に停車中のクモハ457-16ほか3連/2013.4.20撮影)
先に書いたように457系は急行形兄弟の末っ子。なので「新製冷房車」なんですね。ベンチレーター配置が製品の冷房改造車と異なっています。3両分の屋根を結局ゴリゴリするハメになったのはこのためです。
この写真のように移動・撤去しますが、中段のモハ456はセンター配置からサイド配置に変更となるため製品のパーツは再利用できず、別パーツを用意する必要があります。457系は延命NB工事されずに廃車されたようなので、このままの姿でベンチレーターだけ撤去してもいいのですが、乗りかかった船、ベンチレーター移動に萌えたいと思います。(燃えるの最上級表現)
ベンチレーター、クーラー、パンタ、高圧機器類をすべて外してビニール袋へ保管。
ニッパーとカッターで台座をさくっとカット、カット、カット!!
クモハとクハの3組あるサイドベンチレーターのうち前位のものは存置、後位のもの(写真では右側)は元の片穴を活用し1/2だけ後方へ移動させます。
中央のもの(写真では左側)も片穴移動でいけるかと思ったのですが微妙に足りなかったため、2穴とも削って完全移動させます。
元の穴をプラ片で埋めてパテを盛ったところ。客車の整理に時間を取られたので本日はここまで。
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ウチでもこれ買っちゃったんですが、時計を戻して紅くするつもりです。
改造ネタはあるので419系も射程範囲内にはあるんですが、なにせジャンクのブリキ製583系なもので二の足を踏んでます。
部品だけ使って車体を新製するという413系的手法もないわけではないですが・・・。
>時計を戻して紅くするつもり
うひょ!戻しキター-----!!
JR西「許諾を取り消して没収します」
ってならないようにこっそり瞬時に改造してください(笑)期待してます!