80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

マニ36をもう1両

2024-01-29 03:14:37 | 中央西線方面
中央西線825列車用のもう1両のマニ36を作っていきます。タネ車は友人の元から戻った自称「マニ37 2010」。若かりし頃に作ったペーパー自作車両ですが、どうやらスロネ30改造のマニ36の図面をもとに作ってしまったらしいので、ここで本来のマニ36 300番台・・・名ナコの「マニ36 334」への転換手術を受けていただこうと思います。



下回りを完全にバラシます。写真撮るのを忘れましたが、車体も窓セル、ベンチレーター、貫通幌などをすべて外しました。



マニ36化とは直接関係ないのですが、屋根が約1mm低いのが気になったので併せて嵩上げ工事をすることにして、まずt0.5の帯紙を屋根のテッペン部分に貼ります。木製屋根なので今回は脳天唐竹割ができません。。



さらにt0.5の幅20mmの帯紙を貼り重ね、両サイドにt0.3×幅4mmの帯紙を貼ります。これらをアンコにして上からパテを塗って乾いたら整形・・・という手順です。



ヒケが大きいのが難点ですが、手軽に盛れて乾燥後の強度も高いタミヤパテを愛用しているので、今回も地道に盛っては研磨を繰り返します。



比較できる施工前の写真がありませんが、こんな感じで客車らしい深い屋根になりつつあります。



パテ乾燥中に床下機器の方を進めておきます。タネ車がスロネ30ということでちょっと様相が違います。しかも300番台車は1両ずつ個性があるらしく教科書的なものがないので、ネットや優良図書(笑)を駆使してなんとか334号車の床下らしきものを再現しました。2-4位側(写真上側)にはオフセットされた水タンク(スロネ時代の半分)が付き、蓄電池箱は1-3位側(同下側)に大型のものが1個付くようです。大型の手持ちが無かったので仮に普通型×2を置いてあります。まだ未解明な部分があるのですべてまだ接着はしていません。



色変えだけで済むかと思ったら大工事になってしまいましたが、前回のスロ62の先祖返り同様、廃車・休車にはせずに第一線へ復帰させてやりたいと思います。どうよ、これって立派なSDGsじゃな〜い?笑



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4 コメント

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「目から鱗」です (所長失格)
2024-01-29 15:29:51
屋根を高く修正することはあまりないせいか、このような手法は初めて知りました。「目から鱗」です。
パテで多少凸凹しても、旧客でしたら却ってキャンバス風になっていいかもしれませんね。
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Re:「目から鱗」です (isao)
2024-01-29 19:55:58
所長失格さん
いやいや、手法というほど大それたものではありません。。笑

>パテで多少凸凹しても、旧客でしたら却ってキャンバス風に
実はコレ、思いました!もし昔のスエード調スプレーが使えたら、甘く下地を均した状態で吹くと実感的じゃないかなあと。
あと、アンコにしている紙の幅をもうちょっと注意深く決めていればキャンバスの合わせ目っぽく表現できたのかな・・・と、これも後の祭りです。
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なるほどですね (所長失格)
2024-01-31 08:55:20
isao 様、ご返信ありがとうございます。
なるほど紙の幅でキャンバスの継ぎ目を表現するのもありですね。それはもう立派な「手法」で自慢していいかと思います。
今参加している運転会の方で、塗装で継ぎ目を上手に表現されている方いらっしゃいます。別の方が先日私が持参した車両の屋根に興味を持たれたので、昔あったスエード調スプレーを利用した、と伝えました。スエード調スプレーは無くなりましたが、代わりに出ているキャンバス調スプレーでも似たような表現は可能みたいで、私は現在これを使っています。客車なら車両毎に屋根が違っても普通なので、スエード調とキャンバス調の屋根を混ぜています。
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Re:なるほどですね (isao)
2024-02-01 01:24:39
>代わりに出ているキャンバス調スプレーでも似たような表現は可能みたいで
ジェイズのやつでしょうか。私も前に使ったことがあるアサヒペンの「ストーン調スプレー」のOEM品(つぶがかなり荒い)かなと思っていたのですが、「それよりも粒子が細かくて大きさが揃っている」という評を見つけましたので今度試してみたいと思います。情報ありがとうございます。
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