先週の運転会で久しぶりに営団銀座線の旧型車6連を運転しました。(運転中の写真なしw)
C接点型のリードスイッチを使い、第三軌条の切れ目(デッドセクション)で室内灯が消え、代わりに予備灯が灯る様子を模した「消灯ギミック」を組み込んだあの編成です。
リードスイッチによるON-OFFを提案してくれたSatokawa氏には今まで現物を見せていなかったので今回が初披露となり、Kadeeのアンカプラー磁石によく反応して消灯するサマをとくと見ていただきました。
しかし集電性能がイマイチなため、低速だと消灯とチラつきの区別がつかず、かといってスピードを出せば消灯時間が短くなって実感的でないといった問題が露呈。まあ露呈といってもこれは前々から要改善事案としてわかっていたことなので、これを機に室内灯の安定化対策工事を施すことにしました。
参考までに、以前「こてはし鉄道」様へ乗り入れた時に撮った動画を載せておきます。停止直前なので、特に後ろの2両くらいでチラつきが目立っています。
ついでに予備等が灯る様子も再掲しておきます。手押しで走らせながら撮ったのとオート露出なのでチープな動画ですが、雰囲気はおわかりいただけますでしょうか。
さて、チラつき対策ですが、コンデンサー方式では瞬間停電の再現が難しく搭載スペースも無いため、引き通しによる集電の安定化を図ることにしました。引き通しで避けて通れないのが通電カプラー問題。この銀座線は末期の固定編成時代の設定ながら、1両単品での鑑賞や、多少の車両の入れ替えにも対応できるようにエンドウの密連を使っており、上下方向の自由度が不足して脱線しやすい傾向があることから、通電化と一緒にその対策も併せて行うことにしました。余談ですが、この車両は床板に取り付けた集電シューを直接右側の車軸に当てるという荒っぽい方法をとっています。ボルスターを介するより集電性能は高いはずですが、いかんせん1台車1軸集電ではあまり効果はないようです。
で、こちらがエンドウの連結できる密着連結器。引き通しするには2回路必要です。これを何とかして2回路通電カプラーに改造します。
ダイキャスト製なので1回路分はカプラー自体を導体とします。そしてもう1回路分をカプラーの下側に追加します。実車の電気連結器と一緒。ただし工作を楽にするために“みてくれ”は犠牲にします。もはや1両ずつ愛でるより綺麗に消灯する方が優先(笑)。これはオス側で、3層の1mmベーク板の間に1.2×0.3mm真鍮帯板を挟み込み、セメダインスーパーXクリアで固めてあります。太さと柔らかさが手頃なコードが黄色しかなかったのでとりあえずこれで妥協。カプラー取付ネジとの干渉を避けるため斜めに引き出してあります。
メス側は4層のベーク板の間に、接点状に加工したt0.1mm燐青銅板を挟んだ構造。オス、メスともベーク板は1枚ずつ少なくても成り立ちますが、角折れ状に力が加わったときにカプラー本体と接触するのを避けるために離隔を多めにとりました。こちらは配線の引き出し方がさらに難しくコードの取付けがペンディング。接点表面に直接半田付けしてしまうのが楽かも知れません。
連結状態です。意外とすんなり出来たのでニンマリしていますが、まだ通電試験はしておらず、接着剤で組み立てただけで耐久性も未知数なので、もう少し検証してから量産化に移りたいと思います。
とはいえ正面から見てもそれほど違和感はないかと。電連を模したケースでも作ればもう少し見栄えは向上しますが、このカプラーは構造上、連結・解放時にわずかに横スライドが発生するので、オープンにしたままの方が何かと安全と思われます。
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C接点型のリードスイッチを使い、第三軌条の切れ目(デッドセクション)で室内灯が消え、代わりに予備灯が灯る様子を模した「消灯ギミック」を組み込んだあの編成です。
リードスイッチによるON-OFFを提案してくれたSatokawa氏には今まで現物を見せていなかったので今回が初披露となり、Kadeeのアンカプラー磁石によく反応して消灯するサマをとくと見ていただきました。
しかし集電性能がイマイチなため、低速だと消灯とチラつきの区別がつかず、かといってスピードを出せば消灯時間が短くなって実感的でないといった問題が露呈。まあ露呈といってもこれは前々から要改善事案としてわかっていたことなので、これを機に室内灯の安定化対策工事を施すことにしました。
参考までに、以前「こてはし鉄道」様へ乗り入れた時に撮った動画を載せておきます。停止直前なので、特に後ろの2両くらいでチラつきが目立っています。
ついでに予備等が灯る様子も再掲しておきます。手押しで走らせながら撮ったのとオート露出なのでチープな動画ですが、雰囲気はおわかりいただけますでしょうか。
さて、チラつき対策ですが、コンデンサー方式では瞬間停電の再現が難しく搭載スペースも無いため、引き通しによる集電の安定化を図ることにしました。引き通しで避けて通れないのが通電カプラー問題。この銀座線は末期の固定編成時代の設定ながら、1両単品での鑑賞や、多少の車両の入れ替えにも対応できるようにエンドウの密連を使っており、上下方向の自由度が不足して脱線しやすい傾向があることから、通電化と一緒にその対策も併せて行うことにしました。余談ですが、この車両は床板に取り付けた集電シューを直接右側の車軸に当てるという荒っぽい方法をとっています。ボルスターを介するより集電性能は高いはずですが、いかんせん1台車1軸集電ではあまり効果はないようです。
で、こちらがエンドウの連結できる密着連結器。引き通しするには2回路必要です。これを何とかして2回路通電カプラーに改造します。
ダイキャスト製なので1回路分はカプラー自体を導体とします。そしてもう1回路分をカプラーの下側に追加します。実車の電気連結器と一緒。ただし工作を楽にするために“みてくれ”は犠牲にします。もはや1両ずつ愛でるより綺麗に消灯する方が優先(笑)。これはオス側で、3層の1mmベーク板の間に1.2×0.3mm真鍮帯板を挟み込み、セメダインスーパーXクリアで固めてあります。太さと柔らかさが手頃なコードが黄色しかなかったのでとりあえずこれで妥協。カプラー取付ネジとの干渉を避けるため斜めに引き出してあります。
メス側は4層のベーク板の間に、接点状に加工したt0.1mm燐青銅板を挟んだ構造。オス、メスともベーク板は1枚ずつ少なくても成り立ちますが、角折れ状に力が加わったときにカプラー本体と接触するのを避けるために離隔を多めにとりました。こちらは配線の引き出し方がさらに難しくコードの取付けがペンディング。接点表面に直接半田付けしてしまうのが楽かも知れません。
連結状態です。意外とすんなり出来たのでニンマリしていますが、まだ通電試験はしておらず、接着剤で組み立てただけで耐久性も未知数なので、もう少し検証してから量産化に移りたいと思います。
とはいえ正面から見てもそれほど違和感はないかと。電連を模したケースでも作ればもう少し見栄えは向上しますが、このカプラーは構造上、連結・解放時にわずかに横スライドが発生するので、オープンにしたままの方が何かと安全と思われます。
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