80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

【レーティッシュ鉄道】コープコンテナの製作(2)

2021-09-24 02:28:02 | 海外
床板のスリットに差し込んだだけでも自立していた軸受ですが、車輪の回転を調整しつつM2ネジで仮止めしました。ちゃんと走るか確認したかったのと、床下のフレームを現物合わせで入れていくには軸受けの位置を固定する必要があるからです。そう、ガニマタなのでスケール通りの位置になんて到底入れられないのです。笑



ホイールベースが長いため走破性が心配です。片軸をこのように僅かですが捻じれる構造にして、いわゆる3点支持で車輪の接地性を高めました。t0.1燐青銅板の中央に洋白帯板を垂直に半田付けしたもので軸受を支え、沈み込みを抑えつつ捻じり回転のみ許しています。



軸受ごと上下しますので床板のスリット穴は軸受の形に合わせて切り込みました。



もう片方の軸受はそのまま床板に固定。車輪はカツミのφ9.5mmピボット車輪で、フランジと床板の間は0.5mmぐらいしかクリアランスがありませんが、軸受のガタがほとんどないため床板を削ることはしませんでした。見た目はポンチを打っただけのような軸受なのに、ピボット軸の先端でしっかり車輪を受けるとともに気持ち良いくらいクルクル回る。さすがホビーモデルです。



走行試験と3点支持の動作具合を確認して問題なかったので補強フレームを入れました。一番外側の魚腹タイプのものは実際は軸受(板バネ)の外側にあるようですが、とても同じにはできませんので内側に配置しています。



可動軸受側は中央のフレームに切り欠きを入れ、捻じれた時に当たらないようにしてあります。



ということでシャーシの完成です。フラットカーなのに床上にねじが大量に出ていますが、上に載せるコンテナは「スワップボディ」といって、折り畳んだ自立脚の分だけ1~1.5mmぐらいの空間ができるので大丈夫です。もしそれでも足りなければコンテナの底を“上げ底”にするという奥の手もありますので♪



ところでこのクルマ、ご覧のように前後対称ではありません。ハンドブレーキが付く方がオーバーハングが長いのか?と思ったらそうでない個体もあったり、リーファーコンテナの冷凍機は重いのでこちら側に向けて積むのかな?と思ったらそうでない積み方をしている写真があったりと・・・、相変わらず分からないことだらけです。そもそも「Lb-v」って何の略? 笑



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コメント
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