石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

9月19日本日は国立市議会第3回定例会最終本会議が行われました

2008年09月19日 | Weblog
 こんにちは、国立市議会議員の石井伸之です。本日は国立市議会第3回定例会(9月議会)の最終本会議が行われました。

 昨日もお話したように、9月議会の主な議案というのは、組織条例くらいなのでスムーズに議事進行するかと思いましたが、どうしても様々な火種が転がっているもので、様々な動議や緊急質問が浮かんでは消えておりました。

 結果的に、野党会派で調整したところ住基ネット接続に関する動議は提出すべきという結論に達し、自民党・公明党・明政会・つむぎの会に所属する議員が議会応接室に集まり、提出する内容を調整しました。


 動議の件名は「住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)への接続を求める決議の提出を求める動議」となっており、内容は下記のようになっております。

<理由>
 国立市は平成14年12月26日より今日まで住基ネットを切断している。平成20年9月9日、東京都より住基ネットにすみやかに接続するように2回目の勧告を受けた。

 勧告文には「貴職の違法行為により、国立市民は、これらのサービスを受けられないほか、国税電子申告・納税システム(e-Tax)を利用した税額控除の機会も事実上奪われるなど、法により享受することができる利便が損なわれている。」「貴市のみならず、他団体における行政の効率化を阻害する事態が生じている。」また、「これ以上、貴職の違法行為を放置することはできない。」と記されている。
 平成20年7月杉並区は、国、東京都を相手に争ってきた裁判で最高裁は上告を棄却し敗訴が決定したことにより、平成21年1月には接続を予定している。現在の国立市は違法状態になっており、国立市議会として法律違反の状態をこれ以上放置しておくわけにはいかない。
 よって、国立市はすみやかに住民基本台帳ネットワークシステムに接続するよう求めるものである。以上決議する。

 提出先 国立市長


 という文章を、公明党の斉藤議員、自民党の松嶋議員、明政会の関議員が提出者ということで、動議を提出しました。

 文面にもあるように、平成20年7月に杉並区が国・東京都を相手に住基ネット接続における裁判で敗れ、来年1月には接続をするということがあり、国立市も9月9日に東京都から2回目の勧告を受けたということもあって、この動議を提出するきっかけとなりました。

 さらに、9月15日に行われた敬老大会において、関口市長が挨拶の中で住基ネット切断を継続することによって、年金を受給されている方へ現況届を提出していただく手間をかけているというお詫びをしながら、切断を継続するという話をしておりましたが、動議の賛成者や提出者となった議員から、敬老大会における市長の挨拶について詳しい内容を聞かれたり、住基ネット接続を求める連絡があったそうです。

 午後4時55分から動議の審議が始まり、およそ3時間かけて質疑・討論の末にこの動議は可決されました。是非とも関口市長には国からの是正要求が来て、強制的に接続を求められる前に、国立市民の利便性を考えて住基ネット接続という判断をしていただきたいと思います。

 そんなこんなで、結果的に9時を過ぎてようやく全議案の審議が終了し、その後私が委員長を務めさせていただいている議会報編集委員会があり、帰宅するのは午後10時を過ぎてしまいました。毎回のことですが、なかなか最終本会議が5時に終了するということはなく、9時過ぎに終わったのは良い方です。

 今後とも市政の最新情報をお届けできるように努力していきますので、これからも石井伸之の議員日記をお楽しみいただければと思います。
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