石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

10月22日 本日は関岡英之氏の講演会に参加しました

2010年10月22日 | Weblog
 こんにちは、10月下旬になると肌寒さを感じる日も多くなって来ましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 さて、本日は午前中に自民党国立総支部において市長市議候補選考委員会があり、毎回の事ですが様々な議論が行われ、来年4月の統一地方選挙に向けて準備を進めているところです。残念ながら、自民党の支援する市長候補は決まっておりませんが、年末年始には決めていきたいと思います。

 夜には、近現代史セミナーということで松本洋平前衆議院議員も駆け付ける中、関岡英之氏を講師にお招きして、現在の尖閣諸島における問題や中国と日本の関係などを様々な切り口で丁寧に説明していただきました。

 中国というのは外交政策に長けた国で、中国漁船が日本の巡視船に衝突してきたことに対して、船長を逮捕したことに対する報復処置として、最初は中国人の1万人旅行を取り止め(これは漁船船長の逮捕を主張した前原大臣が韓国と誘致を争って、獲得したものです)から始まり、次にレアアースの輸出制限を始めとする経済的な圧力を掛けたことによって、ここで日本政府は那覇地検の政治的な判断というあり得ない声明を出して船長を釈放しました。

 今後の報復処置としては、中国国内における日本製品の不買運動と外為市場における円高誘導を検討していたそうです。こういった経済制裁とも言える中国政府の行動に対して、菅内閣が船長を拘束したものの、中国政府の対応に対して何の対抗手段も持ちえず、なし崩し的に、さも那覇地検が独自に判断したかのように見せかけて釈放したことは、日本の外交における完全な敗北を意味することだと言われておりました。

 その後は、現在の在日外国人の話しとなり、平成21年におけるおおよその数字として、韓国・朝鮮系58万人、ブラジル系26万人、フィリピン系20万に対して中国人は外国人の中で最も多い68万人が居住しているそうです。これも、中国人個人ビザの緩和が影響しており、現在は年収80万円まで緩和されていると言われていました。

 日本円で考えると、年収80万円の方が日本に来たところで、本当に観光や買い物に来るのでしょうか?明らかに目的は日本へお金を稼ぎに来るのではないかと指摘されており、余りにも要件緩和を進め過ぎることに対して危惧をされておりました。

 また、中国人による森林の買収も進んでおり、その目的は豊富な水源とも言われております。日本の法律では土地所有者が地下水の権利も持つということから、水の管理にも気を配る必要があります。

 そして、現在の中国は貧富の差が益々激しくなっており、14億人と言われる人口を支えるだけの水と食料を賄いきれない状況に達していることからも、中国人の移民がさらに増えることも予測され、中国人が買収した山林へ中国人が移住するのではないかと言われておりました。

 そして、日本が今後発展していくには、中国を取り囲むようにして存在するアジアの国々との信頼関係を強化することが重要だそうです。

 その中でもトルコは明治時代に日本を表敬訪問したエルトゥール号が和歌山沖で難破した際に、現地住民が多くの船員を助け、無事にトルコへ帰っていたことをトルコの教科書で教えるほどの親日国であることや、逆にイラン・イラク戦争でイラクがイラン上空を飛行する全ての飛行機を撃墜するというリミットが迫った際に、日本政府はアメリカへ助けを求めたが、その際はアメリカも自国民を助けることで精一杯だったところを、トルコの旅客機がテヘランに取り残された日本人を救出していただいた恩も、もっと大きく取り上げてトルコとの友好を確かなものとすべきだという話しは、その通りだと思います。

 杉原千畝が多くのユダヤ人を助ける為に、日本のビザを発給して多くのユダヤ人を助けたことを始め、多くの日本人が偉大な功績を上げ世界の人々から尊敬され、愛されているという事実を日本のマスコミはもっと大きく取り上げていくことが日本を元気にする一助となり、このことを知った子どもたちは自分たちも立派な社会人となるべく努力することに繋がるのではないでしょうか?

 こういった話しを多くの日本人に知らせたいと思い、長文ではありますが、こうして書かせていただきました。こういった近現代史をさらに勉強していかねばと感じた今日の公演です。是非とも、どこかで関岡英之氏の講演会がありましたら、ご参加ください。


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