石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

10月14日~15日 福祉保険委員会で秋田市と藤里町を視察しました

2015年10月14日 | Weblog
 こんにちは、福祉保険委員会委員長の石井伸之です

 本日と明日の一泊二日で国立市議会福祉保険委員会は、秋田市と藤里町を視察します

 秋田市では、高齢者に優しい町を目指したエイジフレンドリー構想について、藤里町は引きこもり支援の第一人者として全国的に有名な菊地まゆみさんから話しを聞くことになっています。

 谷保駅から南武線に乗り、府中本町からはむさしの号で大宮に向かいます。

 大宮から秋田新幹線こまちに乗り込み秋田へ向かいました。

 約五時間の道のりで秋田市へ到着すると肌寒い秋風が吹いています

 秋田市役所に到着し、議会事務局次長の挨拶をいただいた後に委員長として私が挨拶し、視察研修へと入ります。

 秋田市福祉保健部長寿福祉課エイジフレンドリーシティ担当課長である佐々木課長より説明をしていただきました

 説明の中で、何故秋田市がこの取り組みを始めたかというと、将来の高齢化を見据えた中でどうすべきか考えていたところ、WHOが推奨するこの構想を現在の市長が取り上げたことから始まったそうです。

 そして、この構想は高齢者に優しいまちは誰にとっても優しいまちであるという基本的な考えを持っています。

 市民一人一人が高齢になっても、支えられる人ではなく、社会の支え手として生き生きと暮らせる高齢者に優しい都市を目指して、この取り組みをスタートしました

 更にこの構想は行革の一環として掲げられてられているとのことです。

 それでも、この取り組みはまだまだ道半ばと言われていました

 何と言っても、退職された高齢者を地域の支え手として認識し、どうやって地域の中に入っていただくか検討されているそうです。

 そこで、スタジオ・エルの山崎亮氏に委託し、埋もれている高齢者を見出すことを目的にコミュニティデザインをすることになりました

 大変忙しい山崎亮氏が引き受けたかというと、エイジフレンドリーシティという新しい構想に興味を引かれたのではないかと言われていました。

 確かに、今年5月までは秋田市のみがこの構想を掲げ、WHOエイジフレンドリーシティグローバルネットワークに日本の自治体として初めて参加していました。(6月より宝塚市も参加しました)
 
 興味深いのは、市民中心の作業部会において、参加者同士の交流が深まり、自然発生的に「エイジフレンドリーあきた市民の会」結成されたことです。

 現在は16名の会員で構成されており、「秋田に住んで良かった」「秋田は誇りに思える街」と実感できるよう取り組んでいると言われていました

 幾つかの事業の中で、街のコンシェルジュは大好評です

 どういった内容かというと、秋田の良さを共感できる「まちあるき」イベントで、昼食をはさんで参加者同士の交流を図る「おせっかいカフェ」を実施しています。

 毎回定員を超える参加者があり、毎年4回開催しています。

 また、市民の憧れるような生き方をしている高齢者を発掘して披露する「AKB(秋田の可愛いおばあちゃん)とASJ(秋田の素敵なおじいちゃん)」の募集やエイジフレンドリーな精神の普及を目的とした「思いやりコンテスト」を実施しているそうです。

 この取り組みを聞いていて、当たり前の様に高齢者に優しいまちづくりと言っていますが、漠然としたものになっていることが分かります。

 漠然とした部分をこのエイジフレンドリー行動計画では、しっかりと明確化し「高齢者に優しい街とはこういうもの」という部分にスポットを当てています。

 高齢化率が着実に進んでいく先進地だからこその発想ではないでしょうか?

 こういった先進市からの取り組みをしっかりと持ち帰り、国立市政に反映できるものが無いか検討して行きたいと考えています



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