
ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
月刊『致知』9月号でウシオ電機会長の牛尾治朗氏が「知識、見識、胆識」のタイトルで「巻頭の言葉」を書いています。
もともとは、牛尾氏が安岡正篤氏から聞かされていた言葉でもあり、私は、同じく安岡正篤氏に師事した、評論家の伊藤肇氏の『人間学』(PHP新書)で読んで知っていました。
牛尾治朗氏は、知識、見識、胆識それぞれについて次の言い方をしています。
知識・・・・インフォメーション
見識・・・・インテリジェンス
胆識・・・・ウィズダムをさらに推し進めたもの
牛尾氏は、「巻頭の言葉」でさらに書いています。
せっかく見識を持っていても、それを実行する力がなければ役に立たない。いかなる抵抗があっても、いかなる困難に臨んでも、信ずるところを敢然として断行しうる実行力、度胸を伴った見識が胆識であり、胆識というものがあって初めて本当の知識人である、と安岡さんは書いています。
ウーム、なかなか胆識のレベルには至っていない自分を感じます。
次回は、胆識に満ちた歴史上の人物に触れます。
<お目休めコーナー> 我が家の庭で②
