おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された女優・酒井法子容疑者のことをアドラー心理学による精神病理の立場から数回に分けて論じてみたいと思います。
テキストは、2人のアドラー心理学者L. スペリーとジョン カールソンという2人のアドラー心理学者編著の『精神病理と心理療法―症例の統合的理解とアプローチ
』(北大路書房)。
私は、酒井法子に関しては、NHKの大河ドラマの「利家と松」で豊臣秀吉の妻ねね役の彼女に好印象を持っていました。
その酒井法子、覚せい剤の反応が消えるまで逃げまくり、供述も二転三転していました。なかなかしたたかな感じがありました。
その後は、自宅にあった覚せい剤は「使った残りだった」などと所持を認める供述をし、「やめようと思ったがやめられず、量が増えた」と話し、「お騒がせしてすみません」などと反省の言葉も述べているようです。
東京地検は28日、覚せい剤取締法違反(所持)罪で酒井容疑者を起訴しました。
8月27日発売の「週刊新潮」によると、もう1人の継母の話では、酒井法子が“捨て子”だったことが語られています。
それによると、福岡県内の暴力団幹部だった酒井容疑者の父、三根城さんは、最初の妻との間に酒井容疑者をもうけた後、離婚。実母は若い男と駆け落ちし、乳飲み子だった酒井容疑者は三根城さんの実家である佐賀県内の寺に捨てられたという。
その後、酒井容疑者は埼玉・狭山市の叔母夫婦に預けられ、小学校低学年になったとき、再婚した三根城さんとこの継母に引き取られ、福岡で一緒に暮らし始めた。まもなく誕生した男児が、今年7月に覚醒剤使用で逮捕された酒井健被告(30)だ。三根城さんと継母はほどなく離婚、酒井容疑者を連れて三根城さんが再々婚した女性が、今回の逃亡に同行した継母にあたる。
今回は、状況の確認と生育歴が中心で、テキストの『精神病理と心理療法―症例の統合的理解とアプローチ』に至りませんでしたね。
明日もまたお楽しみを。
<お目休めコーナー> 明治記念館にて⑩
