おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
戦争・戦後シリーズの第3弾のつもりの記事です。
降る雪や明治は遠くなりにけり
これは、中村草田男の第一句集『長子(ちょうし)』(昭和11年)に収められている句ですが、「明治は遠くなりにけり」だけが独立して伝えられることが多くなっています。
平成21年の今からすると、「昭和は遠くなりにけり」の感がします。
ところで今日、8月15日は、64回目の終戦の日です。
私は、この日を子どもの頃から心に刻み付けられています。2歳上の兄が昭和20年8月14日生まれで、「終戦の前の日に生まれた」と、耳にたこができるくらい聞かされていたからです。
戦争終結宣言である玉音放送のこともよく父母の話題に出ていました。
ところで、玉音放送の主の昭和天皇、「雑草という草はない」と仰せられたそうです。いかにも植物学者の昭和天皇らしいですね。
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その昭和天皇を偲んで平成13年の歌会始で正仁親王妃華子殿下がお歌を披露されました。
雑草といふ草はあらずといひたまひし先(さき)の帝(みかど)をわが偲ぶなり
この時期に、マニュフェストに込められた耳障りのいい言葉の羅列よりも、戦争・戦後を冷静に読み解きたいと思うこのごろの私です。
<お目休めコーナー> 落合駅近くの「cafe傳」のアプローチ部分
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