おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
「優しさについて」シリーズの第3回目です。
1回目、2回目をご覧になっていない方は、まずは次を。
1回目 (1月6日)
2回目 (1月8日)
今回は、ヒューマン・ギルドの2011年5月26日のメルマガ(「勇気の伝道」コラム 第12号) をもとにしています。
岩井俊憲の「愛と結婚についてのケース・スタディ」(11)
―「男の優しさ」 「お砂糖は1つね」。
典子は、優一の頼んだコーヒーに、いつものようにシュガー・ポットから砂糖を入れました。このやり取りは、新婚当時以来いまだに変わりません。
「調子はどうなの?」
優一は、典子の健康を気遣います。
この2人、実はもはや夫婦ではありません。しかし、月に2-3回は、2人が独身時代によく行っていた喫茶店で落ち合います。
離婚を言い出したのは、典子の方でした。予備校講師の仕事でブレイクした彼女は、家庭との両立が難しくなり、優一に離婚を申し出て、受け入れられたのです。
離婚後の典子は、気分の変動が激しく、薬を大量に飲んだり、号泣したり、寂しさを訴えたりすることがあります。優一は、その度に花束を持って典子の部屋を訪ねたり、相談に乗るために喫茶店に出向いたりします。
さらに優一は典子のために、部屋が陰気だからと明るい色のカーテンに替えてあげたり、地デジ対策用にテレビを買い換えたりしてあげています。
さて、あなたは、優しさに満ちた優一のことをどう思いますか? また、離婚しても優一を頼り続ける典子のことをどう思いますか?
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