おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(1月25日)の午後は、四谷区民ホールで東京商工会議所新宿支部主催の新春特別講演会に行ってきました。
2013年日本経済の展望
―どうなる日本! ゆれる政局・経済の動きを読む
がタイトルで、講師は法政大学法学部教授の萩谷 順氏。
元々は朝日新聞社の記者で、テレビのスーパーJチャンネルやTVタックルにも出演していることでも有名です。
私はいつものように早く行って、一番前の席に陣取りました。
知識欲ますます旺盛です。
使ったスライドは、次の9枚でした。
1.安倍政権の滑り出し
2.アベノミクスに立ちはだかる難局
3.アベノミクスで得する人/損する人
4.アベノミクスの危惧
5.アベノミクスはなぜ「実験」か?
6.決められない政治の弊害
7.モラル・ハザードを助長する制度
8.富裕層の負担増は合理的な選択か?
9.アベノミクスの3本の矢
私の印象に残ったのは、次の3つでした。
1.戦前、総理大臣を務めた後、大蔵大臣としてインフレ誘導政策を進めた高橋是清の出口は、二二六事件での軍部による暗殺だった。
2.富裕層の負担増は合理的な選択か?
富裕層の増税よりも中所得層のわずかな負担増の方が効率的だが、圧倒的多数を占める中所得層のごきげんを損じる無駄排除ができない政治が大向こう受けを狙って繰り広げるハラスメントに過ぎないのでは?
3.公共事業、社会保障を切らず、TPPに背を向けて、強い経済を取り戻せるか?
安倍政権の経済政策―いわゆるアベノミクス―を中心に経済を中心に語りながら、元新聞記者らしく政局や安倍総理の性格―人が良く、人の意見に流されやすい―にも触れた、とても魅力的な講演でした。
<お目休めコーナー> 1月の草木(9)
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