おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(1月1日)は快晴の元旦で、外を歩いていても気持ちがよかったですね。
(「たきび」の歌発祥の地にて)
私は、家族と近くの氷川神社で初詣をしました。
ついで、毎年の正月同様、新聞を2紙ほど買ってきました。
4紙ほどを読み比べて見ると、各紙の個性が際立って面白いです。
12月31日に古いファイル、新聞や雑誌の切り抜きなどを整理していたら、数年前、加藤諦三氏(早稲田大学名誉教授)が早稲田大学エクステンションセンター30周年記念講演で「逆境に強いパーソナリティー」として2011年9月24日(土)早稲田大学8号館106教室で語った要旨が出てきました。
こちら で全文PDFで読むことができますが、その主要部分だけ書いておきます。
スーザン・コバサがシカゴ大学での8年間の研究結果で逆境に強い経営者の特徴を次の3つにまとめています。
1.困難にぶつかっても、それを脅威でなくやり甲斐のある仕事と見なし、変化には気持ちの高揚とエネルギーを持って応える
2.地域、家庭、趣味など自分の人生において意味を見出すものと深いかかわりを持っている
3.自分がコントロールしている感覚を持っている
幸福論には、幸せであるために必要なのはパーソナリティーという考え方のトップダウンセオリーとさまざまな条件を満たして幸せを感じるボトムアップセオリーの二つの説があります。
幸せの条件についてのさまざまな調査結果では、前者の方が正しいと思われます。
自己実現している人に共通する「にもかかわらず(in spite of)」という考え方は、私たちが「逆境に強いパーソナリティ」を考えるうえで大きなヒントになるといえそうです。
3つの特徴は、仕事・交友・愛というアドラーの3分類や アドラー心理学ベーシック・コース で伝えている「精神的な健康」と関連しています。
こんなことから アドラー心理学ベーシック・コース の内容をより充実させたいと思った元旦のひと時でした。
<お目休めコーナー> 1月の花(2)
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