おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(1月2日)は、家族で実家のある鹿沼市を往来しました。
この日は、毎年の恒例行事です。
社会人になった息子に「一緒に行くかい?」と尋ねたら、「もちろん」と答えたっけ。
長兄、次兄に会えました。
5時少し過ぎに浅草駅に戻ったら、息子が「歩こう」と言うので、家族3人で上野まで30分ほど歩きました。
両親は、上野から地下鉄に乗って自宅に戻ったのですが、息子は、浅草から2時間半かけて中野の自宅まで歩いてきました。
さて、元旦に読み終えた小説の紹介です。
『家族往来』(森 浩美短編集、双葉文庫、600円+税)
それぞれが読み終えた後、ほのぼのとした気分になり、また「この家族、この後どうなるだろう?」と思いつつ、希望が見えてくる小説です。
8つの短編の中では、私は最初の「お福分け」と最後の「夏になり」にとても心引かれました。
森 浩美自身は、この本のタイトルについて次のように「あとがき」に書いています。
僕の作品は、置かれている状況はどんなに辛くとも、最後には光を残すことが[本書の]テーマのひとつ。
つまり「なんとかなるさ」という結末が多いのです。
そこで、『家族往来』は「家族オーライ」という駄洒落から思いつきました。
「オーライ、オーライ、たぶん大丈夫さ」という感じです。
もちろん、文字通り「人が往き来すること」や「喜びや悲しみに心が揺れ動く様子」「想い出や記憶が胸に去来すること」などという意味も意識しています。
あなたは、どの短編に感動するでしょうか?
◆今まで森 浩美の本は、私のブログで5回紹介しています。
こちらの3つは涙を流してしまう森 浩美の短編小説集です。
●2009年1月19日付けブログ 「『家族の言い訳』を読む」
●2011年1月21日付けブログ 本の紹介:小説『小さな理由』(森 浩美)
●2011年11月6日付けブログ 本の紹介:『ほのかなひかり』(森浩美著)
こちらは、ほのぼの系の文庫本です。
●2012年07月2日付けブログ 本の紹介:小説『家族の分け前』(森 浩美)
●2013年4月24日 泣かなかった森浩美の『家族ずっと』
◎アドラー心理学ゼミナール と新年会のご案内
1月5日(日)11:00~13:00開催のアドラー心理学ゼミナール は、朝田薫さん(精神科医)のご担当で「ドクター朝田の最近の仕事ぶり」
受講料:2,100円
朝田先生が研修医だった頃に「患者さんが言うことを聞いてくれない」と困る看護師長に「病識がないんだからしょうがない」と言うと、すごい顔で睨まれた経験があり、今も強く印象に残っているそうです。
またある内科の先生から「朝田君はなんで精神科医なんかやろうと思ったの? 」と言われ落胆されたり、「精神科医というのは本当に治療をしているのか」と20年にわたって言われ続けた体験から妙だなという気持ちが朝田先生の中にずっとあったそうです。
それがヒューマン・ギルドの講座に参加したり、その他の体験を通じて「直面しているライフタスク」と、その「原因」は分けて考る必要があると思い至った内容を、お話しいただくことになりました。
この日は、17:30~香港酒家で新年会を開催します。
初めての人でもすぐ溶け込めます。ふるってご参加のほど。
会費:3,000円(飲み放題)
<お目休めコーナー> 1月の花(3)
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