おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
今日から飛び飛びの数回で「セックスレス・カップル」の話題を取り上げます。
このようなタイトルをブログで取り上げる理由は、カウンセリングや研修をしている立場でこのことを大問題だと感じているからです。
セックスレスとは、日本性科学会によれば、「病気など特別な事情がないのに、1か月以上性交渉がないカップル」と定義されています。
しかし、現実には、数年どころか十数年以上の単位で性交渉がないカップルがこの日本では極めて多いのです。
ある会合で数人に質問したら、30歳代~40歳代でセックスレス・カップルの人たちが驚くほどいました。
女性に尋ねると、「子どもができてからそれどころではなくなった」の回答が多く、男性側には「子どもが生まれてから誘ったら拒否され、行為そのものだけでなく、自分自身も全面否定された感じがした」という人もいました。どうもそれ以来拒否されるのが怖くなっているようです。
私がなぜ「セックスレス・カップル」に関心を持つかというと、(1)セックスは夫婦間のコミュニケーションの1つであることと、(2)少子化を打開するには、セックスレスを克服する必要があること、この2点です。
(1)に関しては、明治大学教授の齋藤孝先生の『コミュニケーション力』(岩波新書、700円+税)では、「セックス・コミュニケーション」の項を設け、「セックスはコミュニケーションの華である」と結んでいます。
<お目休めコーナー> 7月の花(2)
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