アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(7月5日)は、ヒューマン・ギルドで10:00~17:15に土日開催 アドラー心理学ベーシック・コース の4日目(最終回)を行っていました。

◆土日開催 アドラー心理学ベーシック・コース が人気であるため10月開催のコースを設けました。

日程:10/17(土).18(日).31(土).11/1(日)(4日間)
講師:岩井俊憲&永藤かおる(ヒューマン・ギルド研修部長)各講師が2日間担当

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さて、7月2日の セックスレス・カップル(1)、4日のセックスレス・カップル(2) に続く3回目です。

今までの重要点は、セックスはカップル間のコミュニケーションの1つであること(1回目)、日本が国際的に見てもセックスの頻度の最下位レベルにあること(2回目)でした。

今回は、カップル間におけるセックスの機能について触れます。

ルドルフ・ドライカースは、『人はどのように愛するのか』(一光社、2,000円+税)でセックスの機能は、次の3つだとしています。

(1)生殖の基盤
(2)個人的な満足の道具
(3)一体化 (肉体的・精神的)

人はどのように愛するのか―
愛と結婚の心理学 (Adlerian books)
Rudolf Dreikurs,前田 憲一
一光社

(1)、(2)については言うまでもないでしょうが、(3)の「一体化 (肉体的・精神的)」は大変重要な機能で、愛し合うカップルが肉体的だけでなく精神的にも一体化するという点で、広い意味のコミュニケーションを裏付けています。

ただし、この他にも「相手を支配すること」を目的にセックスを用いていることもあります。
日本で流布しているアダルト・ビデオでは、この支配を目的とした、荒々しいセックスシーンが描写され、あのようなパターンが若者に刷り込まれていて、相手を支配して、深い満足を与えなければならないような勘違いが流布しているように思われてなりません。

そのような支配ができない男性共が、セックスに自信を失ってセックスレスの一要因になっていると思うのですが、いかがでしょうか?

ここで、セックスレス・カップルに勇気を与えるひと言を添えておきます。

セックスの目的は、相手を支配することではありません。
セックスは、総合的なコミュニケーションのうちの体を通して結びつくものであり、お互いが肉体的・精神的に一体化する中にその極致があるのです。

次回以降は、セックスについての男女の概念の違い、草食系男子などまだまだ続きます。

<お目休めコーナー> 7月の花(6)

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