おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(7月11日)の13:30~17:30は、ヒューマン・ギルドで
大人のアスペルガー症候群を学ぶ
の講座を行いました。
講師は、坂本玲子さん(山梨県立大学教授、精神科医)とアスペルガー症候群の当事者の名執歌奈子さん。

参加者は22名。
教授と学生、主治医と患者との信頼関係ができているので、2人の息はぴったり合っていて、アスペルガー症候群がいかに生きづらい症状であるかがよくわかりました。
さて、セックスレス・カップルの5回目。
今までの4回は、次のとおりです。
加速化するセックスレスがテーマです。
1回目 セックスレス・カップル(1)
2回目 セックスレス・カップル(2)
3回目 セックスレス・カップル(3)
4回目 セックスレス・カップル(4)
日本でセックスレスの実態が大きく取り上げられるようになったのは、2001年に朝日新聞社がインターネット調査の「夫婦100人に聞く」で、「セックスレスの割合が28.0%」だと発表して以来のようです。
2015年に発表された一般社団法人 日本家族計画協会家族計画研究センターの「第7回男女の生活と意識に関する調査」では、16~49歳の男女を対象に調査を行い、1134人から得た回答で2004年、2006年、2008年、2010年、2012年、2014年がそれぞれ31.9%、34.6%、36.5%、40.8%、41.3%、44.6%で、婚姻関係にあるカップルのセックスレス化に拍車がかかっている実態が明らかになりました。
2001年のセックスレスが4組に1組だったものが2014年には2組に1組に限りなく近づいています。
同調査では、セックスをすることに「関心がない+嫌悪している」割合は、対象になった16歳~49歳のうち男性が18.3%、女性が47.0%。女性に関して嘆かわしいのは、年齢別で25~29歳 33.0%、30~34歳 36.1%、35~39歳 41.2%、40~44歳 55.1%、45歳 59.5%と、年齢が重なるにつれて「関心がない+嫌悪している」割合が多くなっていることです。
婚姻関係にある解答者がセックスに対して積極的になれない3大理由は、男女別で次のようです。
男性の場合
「仕事で疲れている」 21.3%
「出産後何となく」 15.7%
「現在妊娠中、出産後すぐだから」 11.2%
女性の場合
「面倒くさい」 23.8%
「仕事で疲れている」 17.8%
「出産後何となく」 16.8%
男女ともに「仕事で疲れている」も気になりますが、「出産後何となく」が多いことは、出産がセックスレスになる1つのきっかけになっていることがわかり、夫婦で子どもの出産後をどう乗り切るかがコミュニケーションも含めて1つの課題であることを物語っています。
<お目休めコーナー> 7月の花(12)

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