おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(7月9日)は、朝早くから原稿書きに精を出し、オフィスに出かけて一仕事。
13:30に法人事業部マネジャーの目次 心さんとオフィスを出て客先に。
午前と午後の3時間ずつの研修が決まりました。
私は、その足でオフィスに戻らず「らくらく整体」に。
1時間ほどこりこりになった体をほぐしてもらいました。
さて、セックスレス・カップルの4回目。
今までの3回は、次のとおりです。
1回目 セックスレス・カップル(1)
2回目 セックスレス・カップル(2)
3回目 セックスレス・カップル(3)
前回は、セックスレス・カップルに勇気を与える次のひと言で終わりました。
セックスの目的は、相手を支配することではありません。
セックスは、総合的なコミュニケーションのうちの体を通して結びつくものであり、お互いが肉体的・精神的に一体化する中にその極致があるのです。
今回は、上の「お互いが肉体的・精神的に一体化する」ことを妨げるセックスについての男女の認識ギャップを取り上げます。
次の図を見ると、その点が明らかになります。
まず、セックスには3つの領域があることを認識しておかなければなりまん。
(1)マクロ領域・・・・照明やアロマ、BGMなどの語感を刺激する領域
(2)ミクロ領域・・・・抱擁や身体的な接触を伴う領域
(3)コア領域・・・・いわゆる性的な結合
この領域に関して男女間の認識ギャップが著しいことを私はカウンセリングを通じて実感しています。
男性は、コア領域に入ることこそがセックスだと認識しているのに対して、女性は、マクロ領域もミクロ領域も大事にしていて、極端な場合は、コア領域に入らなくても満足でいられるのです。
髪の毛を撫でられるだけでも、心を込めた抱擁だけでも、腕枕をして寝てもらえるだけでも満ち足りることがあるのです。
ところが、コア領域に入ることこそがセックスだと認識している、ゴール・オリエンテッドの(目標志向性が強い)男性は、この領域への突入を急ぎ、荒々しい振る舞いになることがあります。
しかし、女性にはプロセス(過程)が大切なのです。
また、コア領域に入る場合でも、ゆったりとしたステップで、終わってからも余韻を楽しんでスローダウンしていきたいのです。
ゴール・オリエンテッドの男性が、目的を達成したら急いで身支度をすることに耐えられないのです。
私は、セックスレス・カップルになることを予防するために、また、セックスレス・カップルの修復のために3つの領域に関しての男女間の認識ギャップついて2人でしっかりと話し合うことをお勧めしています。
アドラー心理学においては「愛とは、2人が愛と呼んでいるもの」(R.ドライカース)なのですから、固有の愛を育むために体を使ったコミュニケーションであるセックスについて、言葉によるコミュニケーションを駆使してほしいのです。
<お目休めコーナー> 7月の花(10)
(クリックしてね)