アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

まずは、またもや重版のお知らせから。

株式会社かんき出版 の常務取締役 山下 津雅子さんから『アドラー流一瞬で心をひらく聴き方』(1,400円+税)に早くも重版がかかった旨のご連絡をいただきました。

アマゾンでも2月3日から発売開始なので、超スピード重版です。

アドラー流一瞬で心をひらく聴き方
岩井俊憲
かんき出版


さて、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたことで世間をにぎわしている清原和博容疑者(48)は、昨年12月14日のブログにこんなことを書いていたようです。

今、一人ぼっちで部屋にいる
今年はあと1回だけ
さみしい

妻と離婚以来、別々に暮らしている2人の息子と久しぶりに面会したときのことです。
「あと1回」というのは、昨年中に息子と再会できる回数のことです。


久しぶりに息子たち3人と焼き肉を食べた

あっという間に時間が過ぎた
別れ際に最後まで手を振る2人に涙がでた

私は、新聞が報じるこの記事にどうにもやるせない思いがしました。

離婚経験者の私は、前妻との間の2人の子ども(小学生時代)と会って別れるとき、そして、家に帰って一人ぼっちになったとき、まったく同じ心境になったことがあるからです。

寂しさは、自分がそこに所属していないという感情です。
自分の居場所のなさ=疎外感を強く感じさせます。


そして彼は・・・・

◆私が自滅的になるのを救ってくれた体験は次のブログをご参照ください。
2013年3月23日付けブログ 3月23日 私だけの30周年記念日


そんな清原氏にPL学園以来の盟友桑田真澄さんは、涙ぐみながら次のようにコメントしています(産経ニュース KKコンビの桑田氏が心境語る「人生でもう一度逆転満塁弾を」参照)。

巨人でもチームメートだった2人だが、むしろ引退後から頻繁に連絡を取り合うようになった。
親友にスキャンダラスな話題が持ち上がるたび、桑田氏は「気をつけないと」と電話で諭したが、「彼には耳障りだったのか『もうほっといてくれ』といわれて」3年前から交友は途切れた。

「引退後の僕らは野球を支える立場にならなければならないが、彼はいつまでも4番打者でプレーする自分から変われなかったのでは」と桑田氏。
「(今後の)自分の人生できれいな放物線を描く逆転満塁本塁打を打ってほしい」と盟友の立ち直りを願う。

この記事には載っていませんでしたが、産経新聞本紙には

「野球ではピンチに代打やリリーフを出せるが、人生には代打もリリーフもない」

と語ったと報じられています。

「人生には代打もリリーフもない」
それにしても含蓄の深い言葉です。

自分に起きることのすべてを、自分自身で引き受けなければならないのですものね。

*アドラー心理学の言葉
G・J・マナスターとR・J・コルシーニ共著の『現代アドラー心理学 上』(春秋社、絶版)では「薬物中毒者はしばしば自己疎外感を持っている」とした上で、「疎外というものは共同体感覚の逆な面であるということが明らかになっただろう。社会の一員であると感じ、社会が自分たちを受け入れていると見るような人は、疎外の反対である『共同体感覚』を持っているのである」

<お目休めコーナー> 2
月の花(6

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