アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

アメリカの大統領選挙に関心を寄せながらふと思い出したことがあります。

1980年代の後半から23年間ほどヒューマン・ギルドに盛鶴延先生という上海出身の気功老師をお招きして気功教室を開いたり、年に数度の秘伝気功ワークショップを開催していました。

その盛先生は、リーダーのタイプとして「儒教型」と「道教型」とよくおっしゃっていました。

そのタイプ分類からすると、共和党のトランプ大統領は、何をしでかすかわからない点と、前例に縛られない「ディール」をもとにしたリーダーシップを取る点においては「道教型」です。

一方、民主党のバイデン元副大統領は、トランプ大統領と比較すると誠実そうで、「大統領に着任したらこんなことをやるだろう」と予測がつく点では「儒教型」リーダーと言ってもよさそうです。

こんなことを盛先生から強く言われたのは1990年前後代後半のころで、私はある勢力から散々誹謗中傷を受け、先方が禁じ手を使うことに対してひたすら耐え、愚直で無策に見えた私への警告の意味もあったのです。

私は奇策も考えたのですが、それよりも「百術は一誠に如かず」をモットーに己の信念に背くことはしませんでした。

1999年以来、 ジョセフ・ペルグリーノ博士 という良き師を得て、正道を歩んでいるつもりです。

20年の時を経て、「道教型」のその会社は法人格を失って久しく、「儒教型」のヒューマン・ギルドは健全に発展しています。

「道教型」は短期的な勝負事では奇策により勝利を収めることがありますが、長期戦においては味方の信頼を失うことで瓦解してしまうことがあります。

一方の「儒教型」は、短期戦においては不利な状況に陥ることがあっても、長期戦においては信頼を旨として周囲の協力により生き延びる確率が強くなります。

リーダーを観察していると、いろいろな連想・妄想が働いて、思考訓練にもなって楽しいです。

 


(盛鶴延先生、2013年5月)


(2009年11月、ペルグリーノ博士のデジカメで撮影)

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