おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(3月4日)は早稲田大学エクステンションセンターでの「勇気づけの心理学 ー アドラー心理学の実践」の6日目(最終日)。

(大隈講堂裏手)
「他者勇気づけ」がテーマでした。
受講者から「他者勇気づけ」の実際例の報告を受けた後、講義に入りました。
勇気づけに反する「勇気くじき」の恐怖によるモチベーションとしてロシアのプーチン大統領が自らの恐怖体験をもとにウクライナに対して恐怖を用いた支配/侵略行為をしていると私が話したとき、受講者の一人から反論がありました。
その趣旨は次のようでした。
「自分はプーチン大統領が恐怖による支配をしているとは思わない。ロシア人民がウクライナでひどい待遇を受けていることから解放するためのもので、みんなが得ている情報は西側に都合がいい情報ばかりだ」
私だけでなくほかの人たちも興ざめした反応をしました。
私はプーチン流の「恐怖によるモチベーションの信念を変えるつもりはありませんが、この議論はやめることにしましょう」と議論を打ち切りました。
私の政治を例にした受講者の全員が合意するとばかり考えていましたが、どうやら私の見解に同意しない人もいるようです。
特に政治的な論議になると意見が分かれて当然です。
この方の政治的な信念はどうあれ、このような発言が出ることに対して、アドラー心理学の立場からは寛容でありたいです。
政治的な見解は研修にはそぐわないことを教訓として学びました。
今後気をつけなけりゃね。

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