おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
1.息子のタクロウが急に朝の7時半に家にやって来ました。
仕事に使うあるグッズを持ち出すためです。
思い返せば、年末・年始もコロナ自粛のために来なかったし、昨年の11月27日(土)の結婚披露宴以来の顔見せでした。
1時間半ほどいろいろな話ができました。
タクロウの会社のことやヒューマン・ギルドのことも。
面白かったのは、オンラインでOB訪問を受けていてZ世代(注:いろいろな年代区分があるようですが、1990年代半ばから2010年くらいまでに生まれた層)の人たちがかなり個性的であることを直感しているということでした。
「予想以上に努力家だ」とも言っていました。
タクロウは我が息子でもありますが、ある意味で私の師でもあります。
会社のマーケティングの最前線で働いていて、時代の動きを的確に把握しており、その情報を伝えてくれます。
私はメモを取りながらタクロウの話を聴くことが多いです。
カミさんも入ると、まるで家庭内のシンポジウムのようになります。
アドラーが「不機嫌の目的は私に近づかないで」と書いていると言ったら、カミさんは「それもあるけど、私の本心に気づいてというのもあるのじゃないかしら」と返しました。
なるほど、これもメモ。
【不機嫌】は怒りの感情の発露だから「二次感情としての怒りには一時感情があるはず」だと探っていくと、心配、不安、焦り、悲しみ、落胆などの一次感情(本心)にたどり着けます。
タクロウは、心理学を体系的に学べる学部に入りましたが、心理学のコースを選びませんでした。
ヒューマン・ギルドでアドラー心理学の講座も少ししか受けていません。
しかし、我が家はアドラー心理学の環境にあり、彼の生き方・考え方の中核にアドラー心理学が根付いており、親の私よりアドレリアンの態度で人と接しています。
そのことは、彼の結婚披露宴で彼の上司・同僚、友達からの言葉で明らかでした。
2.タクロウが家を出てからZIP!朝ドラ「サヨウナラのその前に」を何気なく見ていたら、主役の北村一輝(高校教師役)が南沙良(高校生役)に向かって言った言葉も思わずメモを取りました。
「今日の後悔は明日になると、2倍になるぞ」
3.その後10:00から1時間ほど 秋山千鶴さん、芝滝秀子さん のClubhouse(「宇宙、自然、音楽と共に勇気づけを語る」)にゲスト出演しました。
私たちの話をメモを取りながら聴いてくれる人が多く、特に私が中村天風師の言葉として語ったことが印象に残ったようです。
原文を私流にアレンジして最初の部分だけ語ったので、ここに天風師の言葉のままに転載しておきます。
考えてください。天には我々が使うような言葉がありませんから、事実をもってあなた方の自覚を求めるのであります。
万物の霊長たる人間に生んでやったのに、万物の霊長たる人間としての生き方をしていない。
さりとて、せっかく生みつけたものを、資格がないからといって、その資格を取り上げることはかわいそうだ。
それで、お前の生き方には間違いがあるから、その間違いを自覚しなさい、といって病をくだされたんだ、こういう考え方がいちばん確かだと私は思う。
不運がまたそうなの。
*『成功の実現』(日本経営合理化協会)
4.テレワーク中の午後、(株)かんき出版の常務取締役の山下津雅さんからメールが入りました。
>『アドラー流 一瞬で心をひらく聴き方』、1,500部ですが重版(累計9刷)が決まりました。
そこそこ誇れるくらいの部数に達したのがうれしいです。
こんなふうに昨日もいい1日でした。
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