おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
残念なことから書きます。
5月15・16日(今度の土日)から始まる予定だった 名古屋開催のアドラー心理学ベーシック・コース について愛知県のコロナの感染状況が高まり、緊急事態宣言が発せられているため11月27・28日と12月11・12日の土日4日間にスライドし、会場も確保しました。
共催者の三輪克子さんと緊急Zoomミーテイングを開き、すぐさまお申し込みの方々にお知らせしました。
すると、ありがたいものです。
半分以上の方々が、そのままスライド受講にご理解・ご協力をいただける旨のお返事をくださいました。
ところで、 オンライン開催アドラー心理学ベーシック・コース平日6日間コース の初日の「アドラーの生涯」のところでアドラーに関するクイズ(「ホントはどっち、アドラーさん ― クイズ」)を出しました。
そのうちの1つは、次のようなものです。
◎アドラーは医学博士号を⒜ウィーン大学で取得した。⒝取得することはなかった。
・
・
・
・
・
「アドラー博士」シリーズの本が出ていたり、アドラーの伝記の本では、ほぼ「アドラー博士」と書かれています。
アドラーは1995年にドクターになったのですが、これは医師になったのであって、同じドクターでも医師と博士では違います。
正解はこうです。
“Alfred Adler Superiority and Social Interest”(Edited by Heinz L. Ansbacher and Rowana R. Ansbacher )の中でアドラーの友人でもあったカール・フルトミュラーが書いたアドラーの伝記部分にはこのような記載があります。
(アドラーの著書、1907年発刊の『器官劣等性とその心理的補償に関する研究』について触れながら)「修士号しか持たない学術ランクの著者が、たちまち専門家の関心を勝ち得たのは並大抵のことではなかった」
カール・フルトミュラーは、わざわざアドラーが博士号を有していなかったことを書いているのです。
おそらく9割以上の方は、このクイズに正解を出せないでいます。
ドクター・アドラーは「アドラー医師」であって「アドラー博士」ではないのです。
続いての話題。
昨晩21:00配信のYou Tubeヒューマン・ギルド「アドラー心理学専門チャンネル」は
アドラー心理学で考える自分自身との向き合い方(3) ― 5月病とコロナうつの対処法(永藤講師)
でした。
この時期こその心と体の整え方が学べます。
第5週まである月曜日の以降の話題は、次のとおりです。
5月17日 勇気くじきになる【『なぜ』+否定】のメッセージ(岩井講師)
5月24日 アドラー心理学「ライフスタイル」を読み解く(永藤講師)
5月31日 アドラーの本を読むなら『生きるために大切なこと』(岩井講師)
https://www.youtube.com/channel/
UCFSDEPGZ4kUu2a0EsTtWwmA/ から入ってご覧ください。
(クリックして勇気づけを)
<お目休めコーナー>5月の花(11)