友人(ホントはご主人が・・・)が畑に植えた「麦コスモス(麦なでしこ?)」・・・風に揺れる姿に、しばし、足が止まります。
何日前の新聞だったか・・・今日、相変わらずの斜め読みをしていると、「長田弘さん 死の前日、最後の言葉」の見出しの上に
日常愛とは、生活様式への愛着です。
戦争や災害の後、人は失われた日常に気づきます。
平和とは、日常を取り戻すことです。
という言葉が掲載されていた。
私は、全く、文学的センスも素養もない(自慢にならない!)ことは周知の事実だ。
時折、「山頭火」や「放哉」等の俳句は齧ったりするが、「詩(ポエム)」に関しては、無知も同然であると確信している。
が、新聞のこの言葉を見た時、ガ~ンと、何かに打たれた感じを持ったのだ。
突き動かされるように、amazonを開いた。
「長田弘全詩集」(みすず書房)を探した・・・が、「一時的に在庫切れ;入荷時期は未定です」。
何なのだろう・・・と、自分でも不明だが、そうなると、どうしても読んでみたくなる。
市の図書館を探ってみようと思っている(自分のPCからネット検索できるので・・・)。
「言葉」の怖さは、十分、勉強もしたが、「平和とは、日常を取り戻すことです」という、言ってみれば、当たり前の言葉に引寄せられたのは、この当り前の事が、当たり前でないからかも知れない・・・という事なのだろうか。
雨の日の朝、「さて、今日は何をしようか・・・」としか考えないノンキなオバサンだが、時折、目が覚める刺激を受ける事に気づくのは、まだ、少しは、社会性が残っていると、好意的解釈をしたい。