花の名前ですか?・・・聞いて有る筈ですが、分かりません。「綺麗な花」という事で、どうでしょうか・・・ねぇ。
大宇宙のささやかな地球と言う惑星の、そのまた、表面にしがみ付いている人間たちは、何故、こんなにも張り合い、批難し、争うのか・・・
昨今、世界のあちこちで起きている、様々な衝突を耳にするにつけ、悲しいを通り越し、絶望感さえ感じてしまうのです。
何度も、しつこくて申し訳けありませんが、殆ど、TVニュースは見ないし、時折、数日遅れの新聞(それも一誌だけ)を斜めに読むだけなのです。
それでも、何か腑に落ちない感じがする事があると、落ち込んでしまいます。
だから、ニュースを見たくないのですね。
そんな中でも、「少しは、希望もあるのかな・・・」と感じた記事を、また、抜粋転載させて貰います。
毎日新聞 平成27年5月27日付 「布施広の地球儀」欄より・・・(抜粋・伊豆の花)
「被爆者は傷ついた」
「悲しいですね。被爆から70年の現実がこれなんでしょうか」
広島市に住む小倉桂子さん(77)の声は沈んでいた。核軍縮をめぐりニューヨークで続いていた国際会議が決裂する数日前である。
日本は会議の最終文書案に、各国指導者の広島、長崎訪問を促す文書を提案していた。ところが中国はこう反ぱくした。「日本は自分を戦争被害者の立場に置いて歴史を歪曲しようとしている・・・」
・・・・・・・私は韓国紙の論説委員がドイツ・ドレスデン爆撃や広島、長崎への原爆投下は、「人間の手を借りた神の懲罰」と言う趣旨の発言をして物議を醸したことを思い出した。
この主張についてヘブライ大のベン・アミー・シロニー名誉教授は「ならば朝鮮戦争は韓国人の罪に対する神の懲罰で、中国の文化大革命や東日本大震災だって神の罰と言うことも可能になる。奇妙な論法です」と批難し、「日本軍が残虐行為を働いたからといって、原爆投下が正当だったとは言えない」と語った・・・・中韓が日本の歴史認識を問うのはいい・・・だが・・・しばしば疑いたくなるのは、論点を理性的に整理せず「日本には何を言ってもいい」とする風潮を感じるからか。そんな風潮を正さなければ、東アジアの言論の質は世界標準に比べて落ち込んで行くだけだろう。
毎日新聞 平成27年5月27日付 「水説 中村秀明論説委員」欄より・・・・(抜粋・伊豆の花)
「イルカとフォアグラ」
水族館のイルカ入手問題で、日本動物園水族館協会(JAZA)が「苦渋の決断だ」と折れた数時間後、欧州連合(EU)の議会で対照的なできごとがあった。
「残虐な方法で生産されるフォアグラの輸入と販売を禁じる」との提案が反対多数で否決されたのだ。現地からの報道でフランスの議員は「伝統的な文化が守られた」と誇らしげに語っていた・・・・・・・・・・・異なる文化と価値観を声高に押し付け、従わせようとするのは乱暴すぎる。同じように考え、行動することを求めず、お互いの違いを知って、それを認め合ったらいいのではないか。聞く耳を持たないような相手にも、私たちは繰り返しそう語るしかない、と思う。
人間が、50億だか60億人いるという狭い地球上では、みな平等に生存するのは、何事に於いても無知な私にも、綺麗事だけでは生きていけないと分かります。
でも、狭い地球上だからこそ、理解できる要素もあるのではないでしょうか・・・そう、思いたいですね。
姉の「イギリス風庭園」には、この時期、欠かせない花なのですね・・・結構、存在感があるのです。