バローズの『火星のプリンセス』といえば異世界を舞台にした冒険活劇の代名詞であり、創元文庫版の武部画伯による表紙イラストときたらまた絶品なのではあるけれど、岩崎書店の新版もなかなか悪くないと思います(旧版は沢田重隆)。また10年もして「自分は山本貴嗣のイラストでバローズにはまりました」というSF者が出てくると面白いな。
創元推理文庫版が武部画伯から切り替わったのが残念。合本版と区別するためなのかな。
南北戦争も終結し、今はアリゾナで金鉱探しとなっていた南軍の騎兵隊大尉ジョン・カーターは、洞窟の中で死に瀕していたかと思うと次の瞬間には火星の大地に立っていた。
四本腕の緑色人や地球人そっくりの赤色人たちの国が覇を競って戦いを繰り広げている火星を舞台に、ジョン・カーターは囚われの美女デジャー・ソリスを守って獅子奮迅の大活躍をするのだが……。
わが家の長男が小学生だった頃、岩崎書店の冒険ファンタジー名作選が差し入れされ、それを寝物語に読み聞かせてやったものだけれど、親子でカーターとタルス・タルカスごっこはしなかったなー。
今は小学4年の三男がこそこそ読んでいるらしいけれど、あまりはまらなかった様子。宿題の読書感想文に「これで書く」と光瀬龍の『作戦NACL』を持ってきたのには笑ったけれど。(2012/09/20改稿)
【火星のプリンセス】【エドガー・ライス・バローズ】【武部本一郎】【山本貴嗣】【火星の王女】【創元推理文庫】【岩崎書店】
創元推理文庫版が武部画伯から切り替わったのが残念。合本版と区別するためなのかな。
南北戦争も終結し、今はアリゾナで金鉱探しとなっていた南軍の騎兵隊大尉ジョン・カーターは、洞窟の中で死に瀕していたかと思うと次の瞬間には火星の大地に立っていた。
四本腕の緑色人や地球人そっくりの赤色人たちの国が覇を競って戦いを繰り広げている火星を舞台に、ジョン・カーターは囚われの美女デジャー・ソリスを守って獅子奮迅の大活躍をするのだが……。
わが家の長男が小学生だった頃、岩崎書店の冒険ファンタジー名作選が差し入れされ、それを寝物語に読み聞かせてやったものだけれど、親子でカーターとタルス・タルカスごっこはしなかったなー。
今は小学4年の三男がこそこそ読んでいるらしいけれど、あまりはまらなかった様子。宿題の読書感想文に「これで書く」と光瀬龍の『作戦NACL』を持ってきたのには笑ったけれど。(2012/09/20改稿)
【火星のプリンセス】【エドガー・ライス・バローズ】【武部本一郎】【山本貴嗣】【火星の王女】【創元推理文庫】【岩崎書店】