
ワイドスクリーン・バロックの代表的作家といわれている英国のベイリーの作品なんだけれど、この話を知ったのは、吾妻ひでおの『不条理日記』でネタにされていたから。
宇宙はさまざまな形態に分化した人類で満ちあふれていたが、その中でもカエアン人は異色だった。
彼らは独創的で洗練されたデザインの服を生み出し、それを銀河世界に送り出していたが、彼らの生活は社会も人生も服によって支配されていた。入浴だって出産だって、それ専用にデザインされた服があるのだ。裸のカエアン人はすべての意味で死んだカエアン人だけだ。
だが、カエアン人と敵対するジアード人の宇宙船が、服の秘密に迫ろうとしていた……。
メイド萌えとか制服萌えなどと騒いでいるのは、カエアンの文化侵略にやられているだけなのかも。
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